傾斜果樹園用園内道設計支援システム

タイトル 傾斜果樹園用園内道設計支援システム
担当機関 四国農業試験場
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者 岡戸敦史
角川 修
宮崎昌宏(野菜
茶業試験場)
猪之奥康冶
田中宏明
発行年度 2000
要約 本支援システムにより、傾斜果樹園における園内道整備計画をパソコン上で簡易に作成できる。園内道の路線延長や勾配を表示できるほか、園地の鳥瞰図表示により、園地状況や園主の意向に応じた整備計画を効率的に作成できる。
背景・ねらい
果樹園の園内道整備は、防除・運搬等、栽培管理の軽作業化を図る上で極めて重要である。しかし、カンキツ園をはじめとする傾斜果樹園は起伏に富んだ複雑な形状であるため、路線勾配や整備費用などを考慮しながら個別対応しなければならず、多くの労力を要する上、試行錯誤的にならざるを得ない。そこで、個々の園地状況に応じた園内道整備計画をパソコン上で簡易に作成できるシステムを開発する。
成果の内容・特徴
  1. 本システムは、Windows95/98上で動くソフトウェア「小区画圃場のデジタル標高モデル生成プログラム」および「傾斜果樹園用園内道設計支援プログラム」で構成されている。
  2. 園地の地形データは1/2500等高線地図から作成できる。対象園地を含む地図をスキャナで読み込み、画面上の等高線を順次マウスでクリックすることにより、園地の3次元地形データが作成される(図1)。また、小屋などの既存の施設を設計上の目印として入力することができる。園地の地形データは測量等によって得たものも利用可能である。
  3. 園内道の経路設計は園主の希望や改植の計画などに基づき、システムの使用者自らが行う。希望するルートを順次クリックすると園地に道が書き込まれていくので、紙の上に鉛筆で線を引くような感覚で路線設計ができる(図2)。
  4. 路線延長や切土量の表示により、整備に必要な資材量や費用を見積もることができる。また、路線勾配が15度を超える区間は赤色表示されるので、設計した経路に無理がないかを一目で確認できる(図3)。
  5. 園地全体の鳥瞰図表示機能(図4)により、平面図ではわかりにくい園内道整備計画の全体的なイメージを直観的に把握でき、見通しの悪い複雑な園地での設計に有効である。
  1. 本システムにより、整備計画の具体的イメージを把握することができるため、現場指導者と農家との意見調整等、設計から施工に至るプロセスの簡略化に有効である。
  2. 等高線地図を使用する場合、法面や石垣など、園地の詳細な情報は表示されないので、利用者は園地状況や園主の意向、改植計画等をあらかじめ熟知しておく必要がある。
成果の活用面・留意点
  1. 本システムにより、整備計画の具体的イメージを把握することができるため、現場指導者と農家との意見調整等、設計から施工に至るプロセスの簡略化に有効である。
  2. 等高線地図を使用する場合、法面や石垣など、園地の詳細な情報は表示されないので、利用者は園地状況や園主の意向、改植計画等をあらかじめ熟知しておく必要がある。
  3. 本システムは、園内道設計に携わる希望者に対し、所定の審査の後、具体的操作方法や利用上の留意点を記したマニュアルとともにフロッピーディスクで配布される。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010019339
カテゴリ 改植 栽培技術 防除 その他のかんきつ

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