シマサルナシ台キウイフルーツ‘ヘイワード’の生育及び果実特性

タイトル シマサルナシ台キウイフルーツ‘ヘイワード’の生育及び果実特性
担当機関 四国農業試験場
研究課題名
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 シマサルナシ台の‘ヘイワード’は共台にくらべて生育良好で、着花数が多くなり、その後も着花安定性に優れ、貯蔵性の高い果実が生産される。なお、シマサルナシ台の細根は共台のそれよりも炭水化物含量が高い。
背景・ねらい 我が国のキウイフルーツの生産量は近年の価格低迷で急激に減少してきている。しかしながら本来キウイフルーツは粗放に耐え、中山間地に向いた果樹といえる。しかし、最近の異常気象により落葉、枯死の被害発生が多い。これはキウイフルーツの根が多湿、乾燥に弱いことに起因している。そこで、従来の共台にかわり我が国の山野に自生しているシマサルナシ(Actinidia rufa)の台木適性を検討し、もって安定多収を図る。
成果の内容・特徴
  1. シマサルナシ台‘ヘイワード’の生育は共台より優れる(表1)。
  2. シマサルナシ台‘ヘイワード’の着花量は早くから多く、その後の着花量も安定しており、収量が多くなる(表2)。
  3. シナサルナシ台‘ヘイワード’の果実は収穫後も果実硬度がやや高く、貯蔵性の高い果実となる。また、高温、乾燥等による落葉被害は共台より軽減され、その場合、Brixの高い果実が生産される(表3)。
  4. シマサルナシ台‘ヘイワード’の春葉は共台よりもショ糖含量が高いが、でん粉含量の差は小さい。N含量はシマサルナシ台の方が低下する(表4)。
  5. シマサルナシ台‘ヘイワード’の細根(シマサルナシ)は共台の細根(ヘイワード)よりもショ糖含量が高く、全糖は2倍以上と高い。でん粉含量及びN含量の差は小さい(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. シマサルナシ台の苗木販売は行われていない。また、苗木の育成は共台よりさらに容易である。
  2. シマサルナシ台の‘ヘイワード’以外の品種における台木特性ならびに他地域での特性については不明である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010019097
カテゴリ 乾燥 キウイフルーツ さるなし 台木 中山間地域 品種

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