タイトル | かん水制御への応用のためのメロン茎部におけるアコースティック・エミッションの検出法 |
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担当機関 | 農業工学研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1993~1995 |
研究担当者 |
佐瀬勘紀 大谷敏郎 奥島里美 |
発行年度 | 1996 |
要約 | 植物体自体が発生する音(アコースティック・エミッション、AE)を施設園芸の代表的栽培作物である草本類のメロンにて検出した。AE信号の周波数特性の解析によって、センサーの感度、形状等を特定し、ノイズを低下させる方法を開発した。その結果、ノイズの大きな施設内でもメロンの水分ストレスに関するAEが検出できることを確認した。 |
背景・ねらい | 植物体自体が生育中に発する生体情報を検出し、速やかに施設内環境のフィードバック制御を行うことで、よりきめ細かな環境制御の可能性が開かれる。植物体が生育中に発生する情報の一つに音(アコースティック・エミッション、AE)がある。ここでは、施設園芸の代表的な栽培作物である草本類のメロンにおけるAE信号検出の可能性を調べる。また、検出されたAE信号の特性から、空調設備を有するようなノイズの大きな栽培条件下でもAE信号の検出が可能な方法を確認する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 現在、灌漑適期は土壌水分から間接的に決定することが多い。また、茎径の変化から決定する方法もあるが、その場合、水分状態と生長量を分離する前処理が必要となる。それに対して、本測定法は直接的かつ前処理を必要とせず利用できる。ただし、種々の栽培条件下での定量的な議論を行う必要がある。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010018236 |
カテゴリ | 環境制御 栽培条件 施設園芸 水耕栽培 メロン |
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