我が国のカーネーション萎凋病菌のレースおよび体細胞和合性グループ

タイトル 我が国のカーネーション萎凋病菌のレースおよび体細胞和合性グループ
担当機関 野菜・茶業試験場
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者 井 智史
萩原 廣
発行年度 1999
要約 〔要約〕我が国で分離されたカ-ネション萎凋病菌はそのほとんどがレ-ス2に属する。また、すべての菌株が一つの体細胞和合性グル-プ(VCG)に属する。(Keyword)カ-ネション萎凋病菌、レ-ス2、体細胞和合性グル-プ、VCG
キーワード (Keyword)カ-ネション萎凋病菌、レ-ス2、体細胞和合性グル-プ、VCG野菜・茶業試験場  花き部 病害研究室
背景・ねらい 現在、カーネーション萎凋病菌(Fusarium oxysporum f.sp. dianthi )は世界で15のレースが知られている。しかし我が国では詳細な調査が行なわれていない。そこで我が国で分離された本菌のレースの種類および体細胞和合性グループを明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 我が国のカーネーション萎凋病菌(主産地である長野、千葉、静岡、愛知、岐阜、兵庫、香川の各県から分離した計30菌株)を本菌のレース判別用6品種、すなわち‘サムスプライド’、‘レナ’、‘サッチャー’、‘パラス’、‘エルシー’および‘ノバダ’に接種し、導管の褐変の有無および外部病徴から発病度0(無病徴)~5(枯死)の6段階で評価した。
  2. 病原性の弱い菌株を除き、いずれの菌株も ‘サムスプライド’および‘レナ’に強い病原性を示し、ついで‘サッチャー’、‘パラス’に病原性を示す。しかし‘エルシー’、‘ノバダ’ではほとんど病原性を示さない。(表1)
  3. 判別品種に対する反応から我が国のカーネーション萎凋病菌はレース2に属し、他のレースは検出されない。
  4. 体細胞和合性グループに基づく系統調査では、調査した範囲内でいずれの菌株も一つの体細胞和合性グループに属する(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 本病の発生が認められた地域では、レース2抵抗性品種を出来るだけ選択する。
  2. 本病ならびに萎凋細菌病防除のためには抵抗性品種のみならず、土壌伝染対策および種苗からの病原菌の持ち込み阻止など耕種的防除法を総合的に組み合わせる必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010018110
カテゴリ カーネーション 抵抗性品種 品種 防除

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