アメリカシロヒトリ由来のNPV感受性培養細胞系の樹立

タイトル アメリカシロヒトリ由来のNPV感受性培養細胞系の樹立
担当機関 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究課題名
研究期間 1993~1999
研究担当者
発行年度 1993
要約 昆虫病原ウイルスの宿主特異性の特性解明に必要な実験系を確立するため桑や街路樹の害虫であるアメリカシロヒトリ由来の培養細胞系の樹立を試み、本種孵化幼虫の細切片よりNISES-HCL92と命名した細胞系が樹立された。この細胞系はアメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス(NPV)に感受性であるが、カイコ核多角件病ウイルスには非感受性であった。
背景・ねらい 昆虫病原ウイルス環境調和型の害虫制御素材であるが、宿主特異性
が著しく高いため、一種類のウイルスでは類縁な害虫すら同時に防
除することは困難である。さらに、個々のウイルスの増殖にはそれ
ぞれの増殖技術が必要とされ、生産コストを高めることとなる。そ
こで、昆虫病原ウイルスの宿主特異性変異株を探索・特性解明を行
うことにより、宿主特異性を改良し、汎用性を高め、微生物殺虫剤
としての実用化および微生物農薬の安全性に関する指針を得ること
をめざす。
成果の内容・特徴
  1. 昆虫病原ウイルスの宿主特異性変異株を確率するため、アメリカシ
    ロヒトリ由来のNISES-HCL92細胞系を樹立した。
  2. NISES-HCL92細胞系はアメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス(
    山梨株)に対しては感受性を示したが、カイコ核多角体病ウイルス
    には非感受性であった。
  3. NISES-HCL92細胞系はアメリカシロヒトリ核多角体病ウイルスに
    対して十分な高感受細胞系であるとはいえず、より感受性の高い細
    胞株の作出が期待される。
成果の活用面・留意点 今後、さらに感受性の高い細胞株の作出を図る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010017720
カテゴリ カイコ 害虫 コスト 農薬

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