アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる

タイトル アルファルファ跡地のトウモロコシ栽培では窒素施肥量を節減できる
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所
研究課題名
研究期間 2006~2010
研究担当者 小林良次
山田明央 
発行年度 2007
要約 アルファルファ草地のすきこみ後に初めて栽培するトウモロコシでは窒素肥料を節減できる。アルファルファの利用期間を2年、トウモロコシ栽培時のスラリー施用量を5t/10aとした場合では、窒素肥料を無施用としても標準施肥に劣らない収量が得られる。
キーワード アルファルファ、節減、施肥量、窒素、トウモロコシ
背景・ねらい 酪肉近代化基本方針では、酪農での粗飼料自給率の目標を100%としている。これを実現するためには、TDN含量の高いトウモロコシを増産するとともに、蛋白質源として現在は大部分を輸入に依存しているアルファルファを自給生産することが有効である。これら2つの作物の作付方式としてトウモロコシとアルファルファの輪作が考えられる。マメ科飼料作物であるアルファルファの跡地では、地力が増大することにより後作のトウモロコシへの施肥量を節減できると期待される。そこで、アルファルファを2年間利用した跡地において施肥量試験を行い、窒素施肥量の節減がどの程度可能かを検討した。
成果の内容・特徴
  1. アルファルファを2年間利用した跡地において、アルファルファのすきこみ後に初めて栽培したトウモロコシは、トウモロコシ・イネ科牧草等(イタリアンライグラスまたはライムギ)の二毛作継続地のトウモロコシと比べて、稈長、乾物収量および窒素吸収量の値がやや高い(表1)。
  2. アルファルファの2年利用後にトウモロコシを栽培する前の土壌の可給態窒素量は、トウモロコシ・イネ科牧草等の二毛作体系継続地のそれより高くなる(表2)。
  3. アルファルファの2年利用跡地において、アルファルファのすきこみ後に初めて栽培したトウモロコシは、5t/10aのスラリーを施用した場合、窒素肥料を無施用としても標準施肥に劣らない収量が得られる。しかし、その圃場で次の年に栽培したトウモロコシの収量は初年目のそれより低い傾向を示す(図1)。
成果の活用面・留意点
  1. アルファルファとトウモロコシを輪作する際にトウモロコシの施肥設計の参考となる。
  2. 栃木県北部において、アルファルファを2年間利用した跡地におけるデータである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010017655
カテゴリ アルファルファ イタリアンライグラス 飼料作物 施肥 とうもろこし 二毛作 乳牛 ライ麦 輪作

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