シバ育成品種「朝萌」を用いた低コスト芝生グラウンド造成・管理技術

タイトル シバ育成品種「朝萌」を用いた低コスト芝生グラウンド造成・管理技術
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所
研究課題名
研究期間 2000~2003
研究担当者 小林 真
蝦名真澄
霍田真一
発行年度 2004
要約 シバとケンタッキーブルーグラスを組み合わせた造成と月1~2回の芝刈・集草を行い、施肥量・施肥時期に留意することによって、球技等アマチュアの広範な利用に適する芝生グラウンドが低コストで維持できる。
キーワード 緑化植物、芝生、グラウンド、飼料作物開発
背景・ねらい シバ(ノシバ)は比較的簡単な管理で維持できる芝草であり、畜産草地研究所では芝密度が高い品種「朝萌」を緑地向き品種として育成したが、栄養繁殖のため造成コストが高い。そこで、播種により容易に造成できるケンタッキーブルーグラスと永続性が高いシバを組み合わせて、低コストで芝生グラウンドを造成・管理する方法を開発する。
成果の内容・特徴 1.
初秋にケンタッキーブルーグラスの芝草品種を100kg/haの割合で播種し、翌春に植生の隙間にシバ「朝萌」のポット苗を定植する。定植は翌年のソメイヨシノの開花期から梅雨までの期間に行い、栽植密度は1.5m間隔より密に植える。
2.
月1~2回の頻度で芝刈・集草を行う。シバ匍匐茎の伸長・拡大が認められるまでは刈高を5cm程度とし、その後は寒地型芝草の過繁茂を抑制するため3cm程度に下げる。
3.
施肥は梅雨明け後に緩効性肥料でN:P:K各44kg/ha施用する。必要に応じてエアレータ処理と砂の散布を行う。
4.
造成・管理を行いつつサッカー用グラウンドとして供用すると、ケンタッキーブルーグラスの衰退と相俟ってシバ被度は毎年拡大し、定植4年後には約90%に達する(図1)。
5.
栃木県那須町(北緯37度1分・東経140度3分、標高410m)での現地実証試験時の1ヘクタール当たり造成コストは217万円(1年目のみ)、管理コストは48~144万円/年であった(表1)。芝刈機の共用化によって、管理コストは数分の1に低減できる。
成果の活用面・留意点 1.
シバはポット苗が望ましいが、張芝を購入して15cm角程度に裁断したもので代えることができる。特に芝生の損傷が激しい利用法は避け、利用が集中する部分は移動・分散して芝生の損傷を防ぐ必要がある。
2.
適用地域は関東以西かつケンタッキーブルーグラスの利用年限が3年以上の地域である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010017447
カテゴリ あま 寒地 管理技術 コスト 栽培技術 さやいんげん 飼料作物 施肥 低コスト 播種 繁殖性改善 品種

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