とうもろこしF1親自殖系統「Na65」

タイトル とうもろこしF1親自殖系統「Na65」
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所
研究課題名
研究期間 1986~1993
研究担当者 伊東栄作
井上康昭
濃沼圭一
加藤章夫
村木正則
門馬榮秀
大同久明
黄川田智洋
発行年度 2004
要約 サイレージ用トウモロコシのF1親自殖系統「Na65」(エヌエーロクジュウゴ)を育成した。本系統はやや晩生のデント種で、ごま葉枯病と紋枯病に対する抵抗性に優れており、採種性が良い。一代雑種品種の親系統として利用できる。
キーワード トウモロコシ、F1親自殖系統、ごま葉枯病、紋枯病、飼料作物育種
背景・ねらい わが国の環境条件下で優れた特性を発揮する国産F1品種を育成するためには、優秀な親自殖系統の育成が不可欠である。そのために、主要病害のごま葉枯病および紋枯病について抵抗性が高く、フリント種と組合せることによって高い組合せ能力を示す一代雑種が得られるデント種親自殖系統を育成した。
成果の内容・特徴
  1. 「[P3352×{(H84×R2040)×H84}]S1×P3352」を母材とし、紋枯病などの各種病害抵抗性についての選抜と自殖により育成したデント種自殖系統である。
  2. 早晩性は「やや晩生」に属する(表1)。
  3. ごま葉枯病抵抗性は「強」、紋枯病抵抗性は「強」、黒穂病抵抗性は「中」で、耐倒伏性は「中」である(表2)。
  4. 採種量は多く、本系統を種子親として用いる一代雑種は49.8kg/a程度の採種量を見込める。花粉飛散程度は「良」である(表1)。
  5. 稈長および着雌穂高は「やや高め」、稈径は「やや細」、草型は「セミアップライト型」である(表1)。雌穂は「円筒形」、粒列数は平均15.9列、粒は「橙色」で「くさび形」である。
  6. フリント種との一般組合せ能力は「中」である(表3)。本系統を種子親とする単交配一代雑種系統「長交C949」は、同熟期の普及品種「セシリア」と比較してごま葉枯病抵抗性、紋枯病抵抗性に優れ、TDN収量、耐倒伏性がほぼ同程度かやや優れている(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 一代雑種品種の親自殖系統として利用できる。
  2. 本系統は葉角がやや大きいので、組合せ相手を選定する場合はその系統の草型も参考にすることが望ましい。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010017431
カテゴリ 育種 ごま 飼料作物 抵抗性 とうもろこし 品種 病害抵抗性 ぶどう

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