製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「きたほなみ」

タイトル 製粉性およびめん色に優れる秋まき小麦新品種候補系統「きたほなみ」
担当機関 北海道立北見農業試験場
研究課題名
研究期間 1994~2004
研究担当者 吉村康弘
中道浩司
小林 聡
西村 努
池永充伸
佐藤奈奈
荒木和哉
天野洋一
柳沢 朗
田引 正
谷藤 健
三上浩輝
発行年度 2006
要約 秋まき小麦「きたほなみ」はやや早生で、「ホクシン」と比較して製粉性、めん色が優れ、多収である。穂発芽性、赤かび病抵抗性、赤さび病抵抗性、コムギ縞萎縮病抵抗性が「ホクシン」より優れる。
キーワード コムギ、製粉性、めん色、製めん適性、多収
背景・ねらい 北海道は国内で最も大きな小麦の産地であり、収穫量では62%を占めている(平成17年産)。小麦の流通は平成12年から民間流通に移行し、さらに平成17年から麦作経営安定資金および契約生産奨励金は、灰分含有率、蛋白含有率、容積重、フォーリングナンバーの4項目の分析値による新ランク区分が導入された。これらのことから生産者、実需者ともに、より一層の品質の向上と生産の安定性を求めており、このような要望に対応する新品種の普及が必要となっている。
成果の内容・特徴
  1. 「きたほなみ」は、平成6年度(平成7年6月以下播種年度をもって示す)に北海道立北見農業試験場(農林水産省小麦育種指定試験地)において、やや早生・耐雪性“やや強”・穂発芽性“やや難”・良粉色の「北見72号」(後の「きたもえ」)を母、強稈・多収・ 穂発芽性“やや難”の「北系1660」を父として人工交配を行い、以降、選抜・固定を図ってきたものである。
  2. 「ホクシン」より出穂期で1日、成熟期で2日遅いやや早生である。
  3. 稈長、穂長は「ホクシン」と同程度で、穂数は「ホクシン」よりやや多い。
  4. 穂発芽性は“やや難”で「ホクシン」より優れる。
  5. 耐雪性、うどんこ病抵抗性は“やや強”で「ホクシン」と同程度である。赤かび病抵抗性は“中”、赤さび病抵抗性は“やや強”で「ホクシン」より優れる。
  6. コムギ縞萎縮病抵抗性は“やや弱”であるが「ホクシン」より優れる。
  7. 子実重は「ホクシン」より多い。千粒重、容積重は「ホクシン」と同程度である。
  8. 子実重は「ホクシン」より多い。千粒重、容積重は「ホクシン」と同程度である。
  9. めん色は「ホクシン」より優れ、粘弾性は「ホクシン」と同程度であり、製めん適性は「ホクシン」より優れる。
成果の活用面・留意点
  1. 北海道の秋まき小麦栽培地帯に適応する。
  2. コムギ縞萎縮病抵抗性は“やや弱”であるため、多発圃場での栽培を避ける。
平成17年度北海道農業試験会議(成績会議)における課題名および区分「小麦新品種候補「きたほなみ」」(普及奨励)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010017090
カテゴリ 育種 萎縮病 うどんこ病 経営管理 小麦 新品種 抵抗性 播種

この記事は