耐摩耗性の優れる畳表加工に適するいぐさ新品種「夕凪」

タイトル 耐摩耗性の優れる畳表加工に適するいぐさ新品種「夕凪」
担当機関 熊本県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1991~2004
研究担当者 深浦壯一
渕上国弘
飯牟禮和彦
中澤芳則
手塚隆久
発行年度 2004
要約 いぐさ「夕凪」は多収で、部分変色茎が少なく、茎も硬いので耐摩耗性の優れる畳表製織原料用いぐさに適する。
キーワード イグサ、品種、畳表、摩耗性
背景・ねらい 中国を中心とする安価な外国産いぐさ及びい製品の輸入で国内のいぐさ生産地は大きな影響を受けている。そこで、輸入品と明確に格差をつけることのできる特性をもつ品種を開発し、国内のいぐさ生産の振興をはかる。
成果の内容・特徴
  1. 「夕凪」は、多収品種「いそなみ」を母とし、「沖縄太い」自殖種子由来の系統を父とした組合せの人工交配で育成された系統である。
  2. 茎長105cm以上の長茎重は「岡山3号」「ひのみどり」より多収である(表1)。
  3. 茎長105cm以上の長茎収穫物への花序着生茎混入率は早刈栽培では「岡山3号」より多く、普通刈栽培では「岡山3号」と同程度である(表1)。
  4. 茎の硬度は「岡山3号」「ひのみどり」より硬い(表1)。
  5. 部分変色茎は「岡山3号」より少なく、「ひのみどり」と同程度で少ない。品位は「岡山3号」より優れ「ひのみどり」より劣る(表1、図1)。
  6. いぐさ茎300本当たりの製織長は「岡山3号」「ひのみどり」より長い(表1)。
  7. 製織した畳表の摩耗強度は「岡山3号」より強く、「ひのみどり」と同様に耐摩耗性に優れる(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 北陸から九州地域のいぐさ生産地域に適する。
  2. 耐摩耗性の優れる畳表を製織するための原料用いぐさとして活用できる。
  3. 圃場における花序着生が多く、早刈り栽培では収穫物への花序着生茎の混入が多くなる。
  4. 植付け後の枯死株発生軽減のため、苗床・本田の連作を避ける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016990
カテゴリ いぐさ 加工 新品種 品種

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