人為接種によるテンサイ黒根病抵抗性検定手法

タイトル 人為接種によるテンサイ黒根病抵抗性検定手法
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター
研究課題名
研究期間 1999~2008
研究担当者 岡崎和之
高橋宙之
大潟直樹
中司啓二
田口和憲
田中征勝
発行年度 2003
要約 遊走子を接種源とした人為接種による、テンサイ黒根病抵抗性検定手法を開発した。本手法による発病の品種間差は、自然発病と同一であり、再現性および試験精度は高い。本手法は、播種後120日で抵抗性の検定が可能である。
キーワード テンサイ、黒根病、人為接種、遊走子、灌水処理、再現性、検定精度
背景・ねらい 近年、テンサイ黒根病(Aphanomyces cochlioides )による被害が問題視されているが、抵抗性品種の育成には、抵抗性の正確な評価とともに、複数年に渡る選抜・検定が必要である。しかし、従来の発病ほ場における自然発病下の検定では、発病の年次間差が大きく、検定精度も低いことから、正確な抵抗性の評価が困難である。そこで、環境条件の制御が可能な温室・ポット栽培において、遊走子を接種源に用いた人為接種による黒根病抵抗性検定手法を開発する。
成果の内容・特徴 1.
播種後30日の苗に3.0×104個のA. cochlioides遊走子を接種する。接種苗は、1/5000aのワグネルポットに移植(1個体/1ポット)後、多灌水処理を行い、温室内(最低温度:移植30日後まで15℃、以降20℃)で育成・発病させる(図1)。
2.
接種後90日の根部には、テンサイ黒根病の病斑が明瞭に確認できる(図2)。
3.
本手法による黒根病の品種間差は発病ほ場と同一である。また、発病指数の年次間差および変動係数は、圃場試験に比べて低く,再現性および検定精度が高い(表1)。
4.
検定までに要する日数は、ほ場試験の180日に対し、本手法では120日と短い。
5.
検定に要する個体数は、ほ場試験の60個体(30個体/区の2反復)に対し、本手法では20個体(10個体/区の2反復)と、少ない。
成果の活用面・留意点 1.
テンサイ黒根病抵抗性品種の育成が促進できるとともに抵抗性機作の解明に応用できる。
2.
ポット用土には、保水性を高めるため、粉砕した赤玉土に園芸用育苗培土を3:1で混和したものを用いる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016932
カテゴリ 育苗 抵抗性 抵抗性検定 抵抗性品種 てんさい 播種 品種

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