豚遺伝資源集団における特性評価モデルの選択法

タイトル 豚遺伝資源集団における特性評価モデルの選択法
担当機関 (独)農業生物資源研究所
研究課題名
研究期間 2001~2002
研究担当者 佐藤正寛
竹谷 勝
発行年度 2002
要約 豚遺伝資源集団の特性を推定し、それを正確に評価するための適切なモデルの選択法に一定の基準を与えた。これにより、豚遺伝資源集団の効率的な特性評価が可能となった。
キーワード 豚、遺伝的特性、評価モデル、遺伝資源
背景・ねらい これまで動物集団の特性を正確に推定するためには、モデルに含めるべき要因を取捨選択しながら評価モデルを決定してきた。この方法では、適切な評価モデルの選択法には統一的な基準がないため、情報量が最大になるようなモデルを試行錯誤を繰り返すことにより選定することになる。しかし、豚遺伝資源集団において遺伝的特性を評価するための適切なモデルの選択法が明らかになれば、より効率的な特性評価が可能になる。
成果の内容・特徴
  1. コンピュータシミュレーションの結果、データを発生させるための遺伝モデルに使用した遺伝的効果が評価モデルに含まれない場合、遺伝的パラメーターの推定値には偏りがみられた。
  2. 評価モデルが遺伝モデルに一致したとき、および想定されるすべての変量効果を含む評価モデルが用いられたとき、最も正確な遺伝的パラメーターが推定された(表1)。後者はいかなる遺伝モデルを用いても、情報量が最大になることが明らかとなった。
  3. 遺伝的パラメーター推定のための評価モデルの選択法は、遺伝資源集団のような小集団のみならず、豚育種集団のような大集団にも適用できることが示された。
成果の活用面・留意点
  1. 豚遺伝資源集団における遺伝的特性を評価するための適切なモデルの選択法が明確になり、より効率的な特性評価が可能となった。
  2. 本結果は、豚の育種集団や豚以外の家畜の特性評価にも適用できるため、動物集団全般における評価モデルの選択法に統一的な基準を与えるものである。これにより、評価モデルの選択に試行錯誤の必要がなくなるため、特性評価の効率は飛躍的に高まると考えられる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016763
カテゴリ 育種 遺伝資源

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