タイトル | ダイズグリシニンを集積した新機能性コメ |
---|---|
担当機関 | 農業生物資源研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1996~2000 |
研究担当者 |
高岩文雄 |
発行年度 | 2000 |
要約 | ダイズグリシニン遺伝子をイネの主要な貯蔵タンパク質であるグルテリン遺伝子プロモーターを用いて胚乳特異的に発現させ、グリシニンを可食部の胚乳中に高度に集積させた組換えイネの作出に成功した。 |
キーワード | ダイズグリシニン、グルテリン遺伝子プロモーター、胚乳特異的に発現させ |
背景・ねらい | ダイズグリシニンは加工特性に優れ、血清コレステロール値低下能など健康維持・増進性を有し、さらにイネ種子蛋白質で制限アミノ酸となっている必須アミノ酸のリジンに富んだ貯蔵タンパク質である。そこでこのグリシニン遺伝子をイネ胚乳特異的プロモーターに連結し、イネ種子の可食部である胚乳組織で特異的に発現・蓄積させることにより、栄養性が強化され健康維持・増進性の付加された新機能性をそなえた育種素材の開発を行った。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 | 生理機能活性を有するダイズグリシニンを高度に胚乳中に集積させたイネが作出された。今後動物での食餌実験等を通して、血清コレステロール値低下作用が確認されたなら、健康機能性のあるコメとして育種素材としての利用を図ることが可能となる。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016723 |
カテゴリ | 育種 加工特性 機能性 大豆 |
この記事は