タイトル | 厳冬地帯適応小麦品種のハードニングステージと糖代謝の関係 |
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担当機関 | 北海道農業試験場 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1995~1995 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1995 |
要約 | 小麦のハードニングステージは体内水分量の変化パターンより2期に分けられ、前期においては水分の減少に伴って耐凍性が増大する。後期は水分の減少よりは蓄積物質の影響が大きく、耐凍型品種では単・二糖類、耐雪型品種においては多糖類の蓄積へと代謝系を変換する。 |
背景・ねらい | 小麦は厳寒地に適応する耐凍型品種と長期積雪地帯に適する耐雪型品種に分化していることが判明しているが、その生理的機構についての比較倹討は少ない。両タイプに中間型品種(北海道品種)と春播品種を加えて、耐凍性(LT50)、水分量、糖の種類別含量について圃場条件下でその推移を調査して、各品種の特徴が発現する過程を解析した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 耐凍型品種と耐雪型品種の生理的視点からの判別はハードニング後期に実施するべきことが明らかとなった。また、このハードニングステージの分類は圃場条件での観察であるので、人工環境施設での実験系に利用するには新たな検討が必要である。 |
カテゴリ | 寒地 小麦 品種 |
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