ニホンジカの糞中プロジェステロン濃度測定法

タイトル ニホンジカの糞中プロジェステロン濃度測定法
担当機関 畜産試験場
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者 橋爪一善
高橋 透
今井 敬
竹澤俊明
発行年度 2000
要約 ニホンジカの糞に含まれるプロジェステロン濃度は、血中濃度と相関性が認められ、これを測定することによって、シカの黄体機能の簡便なモニタリングが可能である。
背景・ねらい ニホンジカは食肉、皮革、生薬生産の素材として注目を集めるとともに、農林業に甚大な損害をもたらす害獣として、生息域における個体数調節の必要性が提唱されている。シカ資源を保全しつつ、適正な個体密度を達成するためには、シカの繁殖機構を解明し、生息地域における繁殖効率を的確に把握する必要があるが、ニホンジカの繁殖機構に関する知見は乏しいのが現状である。また、シカの採血は非常に困難で、時にはシカが事故死してしまうため、広範には実施されてこなかった。
本研究においては、これまで主に血液サンプルで実施されてきたニホンジカの黄体機能評価を非侵襲的な手法で代替することを目的として、ニホンジカの糞中プロジェステロン測定を放射性物質を使用しない測定系を用いて実施する手法を確立した。
成果の内容・特徴 1.
(図1)。
2.
この測定系の最少検出限界は3.8ng/g、測定内及び測定間変動係数は、それぞれ7.7および10.1%であった
3.
(図2)。
4.
(図3)。発情行動と糞中濃度変化のタイムラグは、肝臓における代謝と胆汁の消化管通過に要する時間に起因するものと思われた。
5.
(図4)。 
成果の活用面・留意点 1.
糞中のプロジェステロン濃度は、排糞後の時間経過と共に上昇するので、排糞から採取・凍結までの時間や温度の管理に注意する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016546
カテゴリ シカ 繁殖性改善 モニタリング

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