タイトル | 牛の幹細胞成長因子(stem cell factor)遺伝子cDNAのクローニング |
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担当機関 | 家畜衛生試験場 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1991~1993 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1994 |
要約 | 幹細胞成長因子(SCF)は免許関連細胞の増殖に関与するサイトカインである。牛SCFを用いての牛各種疾病に対する免疫学的防除法の開発を目指して,牛SCF遺伝子cDNAをクローニングし,塩基配列を決定した。 |
背景・ねらい | サイトカインは免疫関連細胞等の増殖や機能発現を調節する一群のタンパク質である。現在,サイトカインを用いた家畜疾病の免疫学的防除・治療法の開発を目指して,世界各国で各種サイトカイン遺伝子のクローニング,遺伝子を用いた組換えサイトカインの生産等,研究が進められている。幹細胞成長因子(stem cell factor,SCF)は,各種の造血系細胞の増殖に必須なサイトカインである。従って,SCFを,家畜疾病の診断や治療の手段として応用できる可能性が高い。本研究では,牛SCFを用いた,牛の各種疾病に対する免疫学的診断・治療法の開発を目指して,その第一歩として,牛SCF遺伝子cDNAをクローニングし,塩基配列を決定した。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 牛SCF遺伝子cDNAが得られたことにより,これを用いた組換えSCFの大量生産が可能となった。この成果は,牛SCFを用いた牛疾病の免疫学的診断・防除法開発のための基礎となるものである。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010016004 |
カテゴリ | 治療法 豚 防除 |
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