空間情報技術による山岳アジア焼畑生態系の土地利用履歴と炭素ストックの広域評価

タイトル 空間情報技術による山岳アジア焼畑生態系の土地利用履歴と炭素ストックの広域評価
研究課題名
研究期間
研究担当者 生態系計測研究領域 井上吉雄
発行年度 2007
要約 食糧生産と植生資源、生態系における炭素ストック(炭素保有量)が不可分の関係にある東南アジア山岳地帯の焼畑生態系における問題解決のために、現地検証と時系列衛星画像により土地利用履歴を同定し、焼畑面積と連続期間、休閑群落齢等を定量化し、生態系炭素ストックの実態とその改変シナリオ間の比較を可能にしました。
背景・ねらい
焼畑はアジア山岳地帯の広範な地域で重要な食糧生産システムです。しかし、面積の拡大と休閑期間の短縮が急速に進み、土地生産性・労働生産性の低下だけでなく、森林資源の劣化とCO2の放出、土壌浸食、生物多様性の損耗等が懸念されています。食糧生産、地域植生資源の涵養と生態系炭素ストックの増強を総合的に考慮した新しい生態系管理指針を導くため、空間情報技術に基づいた広域的な土地利用・生態系炭素ストックの定量的解明が不可欠となっています。
成果の内容・特徴 焼畑が主な食糧生産システムであるラオス北部山岳地帯(約150km×150km;図1)を対象に衛星画像・地形図・気象資源等の最も完備した空間情報データセットを構築しました。
30年以上の期間にわたるLandsat衛星および最新の高解像度衛星(QuickBird/IKONOS)の多波長データを用いて領域区分化とポリゴン生成処理を行い、焼畑パッチを高精度で検出し(図2)、経年的に重ねあわせることで、詳細な年々変動を把握しました。これにより、焼畑面積、連続利用期間、休閑期間、樹林地の樹齢分布を空間的に明らかにしました。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010015947
カテゴリ ストック

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