タイトル | 寒天を使用した「サンドイッチ法」による植物の葉から出る他感物質の検定 |
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担当機関 | 農業環境技術研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1997~1998 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1997 |
要約 | 植物の葉からリーチングする物質による他感作用を特異的に検定する手法として,葉を0.5%の寒天に包埋してその上に検定植物を播種する方法を開発し,「サンドイッチ法」と名付けた。本法を用いて他感作用の強い植物を検索し,有力植物を得た。 |
背景・ねらい | 他感作用(アレロパシー)を実証するためには特異的な検定・証明法が必要である。すでに,根から滲出する物質による作用を検定する「プラントボックス法」を開発し,混植時の他感作用の検定に用いている(農業環境成果情報8)。一方,葉から浸出する物質による作用は,落葉マルチや被覆植物による雑草抑制,樹木下草への影響などに関与する。従来,葉から水や有機溶媒で抽出する方法が行われてきたが,このような方法では実際に作用していないものを検出する恐れがある。そこで,自然な状態で葉から浸出する物質による作用を検定する手法を開発する。この方法を用いて,広く日本および世界の植物の他感作用を比較検証し,強い作用を持つ植物の探索を行った。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 本法は他感作用植物の一次検索と生態系における活性評価に用いることができる。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010015641 |
カテゴリ | 乾燥 きゅうり 栽培技術 雑草 ソルガム 播種 レタス レモングラス |
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