タイトル | 27. タンパク質の高次構造形成を触媒するプロテインジスルフィドイソメラーゼ |
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担当機関 | 食品総合研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1998~1998 |
研究担当者 |
大倉哲也 河村幸雄 |
発行年度 | 1998 |
要約 | ジスルフィド結合は、天然の状態でタンパク質に存在する唯一の共有結合であり、正しく架橋されることが高次構造形成と機能発現に必須である。この正しいSS結合の形成を触媒する酵素、プロテインジスルフィドイソメラーゼを高等植物(大豆)から初めて単離し、その構造と作用機構を解明した。 |
背景・ねらい | 細胞内では、タンパク質の生合成後、秒あるいは分単位で本来の高次構造形成が達成されるがその詳細な機構ついては明らかではない。また、遺伝子組み換えで生産されたタンパク質は本来のジスルフィド結合が形成できず不活性型になる場合が多い。 Protein Disulfide Isomerase (PDI)はジスルフィド結合を正しく掛け換えることでタンパク質の高次構造形成と機能の発現を促進させると推定されるが詳細は不明である。本研究では、主要作物である大豆から同酵素を単離して、その機能の解明を試みた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | 育種 大豆 良食味 |
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