家族経営に適合した診断指標とインターネットによる農業経営診断システム

タイトル 家族経営に適合した診断指標とインターネットによる農業経営診断システム
担当機関 農業研究センター
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 家族農業経営に適合した経営診断指標と、類型別の収益性、財務安全性の目安を策定した。また、それらを活用して農業者自らが経営診断や経営改善策の検討を行えるインターネットによる農業経営診断システムを開発した。
背景・ねらい 経営改善において経営収支の把握分析は不可欠であるが、複式記帳を実施する農家はまだ少なく、その結果を経営改善に活用できていない事例も多い。そのため、30万戸を超える農家が実施している青色申告決算書のデータを活用しつつ、家族経営に適合した診断指標により農業者自らが経営診断を行える方式が求められていた。
成果の内容・特徴
  1. 本診断システムは、1) 農業経営者の実感に合う診断指標である、2) データを入力すると指標等が自動的に計算されるなど簡易に診断できる、3) 自経営の財務内容を比較評価するための同類型経営の平均値が提供される、等を特徴としている。
  2. 診断システムにおいて対象となるのは稲作、畑作、露地野菜、施設野菜、施設花き、果樹、酪農、肥育牛の8部門である。
  3. 収益性指標には、家族農業経営の将来的な収益水準を図るものとして専従者労働報酬を、また、財務安全性として、支払利息率や平均利率など6指標を設定した。さらに、農業経営統計調査票を加工した上で、各経営部門毎に規模や地域に応じた類型別の平均値や目標値を策定した(表1)。
  4. 本指標を農業者自ら利用できるよう、インターネットによる診断システムを開発した(ホームページはhttp://narc.naro.affrc.go.jp/oldss/koioi/shindan.html)。そこでは、表計算ソフトMicrosoft Excelを用いる方式と、Web上でコンピューターの画面に直接入力する二つの手順を設けた。
  5. 診断結果を踏まえた経営改善を促進するため、図1に示すように、経営改善支援システムとして、1) 簡易に実施できる「経営改善チェックリスト」、2) 最小費用法により最適給与方式を計算する「飼料給与診断・設計システム」、3) 経営計画手法利用の参考として「線形計画法適用事例集」の3コーナーを設けた。
成果の活用面・留意点
  1. ダウンロードされるエクセルファイルサイズは、診断システムが50KB前後、飼料診断・設計システムが100KB、線形計画法プログラムXLPが約190KBである。
  2. 平均値の作成に当たっては平成7~9年度のデータを用いている。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010014743
カテゴリ 加工 くり 経営管理 経営診断 乳牛

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