イチモンジセセリの発生予察用香料トラップ

タイトル イチモンジセセリの発生予察用香料トラップ
担当機関 農業研究センター
研究課題名
研究期間 1998~2000
研究担当者
発行年度 1998
要約 ーズ又はラベンダーの香り)を入れた香料トラップは、成虫を多数捕獲でき発生予察に実用できる。
背景・ねらい イチモンジセセリは水稲の主要害虫の一つであり、その発生予察は水田周辺に栽培した誘致花に訪花する成虫を数えることにより行われている。この発生予察を簡便にするために平成7年に作製した波長460nmに最多反射率を有する濃青色の誘引捕獲器(特許第2835432号)はイチモンジセセリ誘引用の誘致花の代替トラップとして農林水産省植物防疫課の特殊事業に使用されている。しかし一部地域では捕獲数が少ないことから捕獲数増加の改良が求められていた。
成果の内容・特徴
  1. 現存の濃青色の誘引捕獲器の最下部引き出し内に、市販の香料剤(ローズ又はラベンダーの香り5.5mlとシリカ系粒0.8gを含む素焼き容器、小林製薬製)を誘引源として収納した捕獲器を香料トラップとする(図2)。
  2. この香料トラップをその底部がイネの葉先上端になるように水田内に設置する。
  3. 香料の持続期間は約1か月である。
  4. イチモンジセセリはチョウ類の中ではもっとも多く誘引捕獲された。その捕獲数は設置全期間を通じて濃青色の誘引捕獲器による捕獲数より明らかに多かった(図1、表1-2)。香料トラップに捕獲された成虫の雌性比は約83%であった。
  5. 香料トラップの設置により各世代の成虫の消長が明瞭にとらえられ、水田における発生消長の調査に利用できる。
    6)水田に設置した香料トラップは6月下旬~10月上旬の間に誘引捕獲された昆虫類はイチモンジセセリ、ウワバ類など28種254個体であった(表3)。
成果の活用面・留意点 ・ローズの香料成分はl-シトロネロール、フェネチルアルコール、ゲラニオールなど6成分;ラベンダーの香料成分はl-シトロネロール、リナロール、テルピネオール、ラベンダー油など6成分である。
・成虫捕獲数と幼虫発生数、被害発生程度との関係、大量捕獲による幼虫数現象への影響は調査中である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010014609
カテゴリ 害虫 水田 水稲 ラベンダー

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