水稲新品種「どんとこい」の直播栽培適性

タイトル 水稲新品種「どんとこい」の直播栽培適性
担当機関 北陸農業試験場
研究課題名
研究期間 1994~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 良食味の水稲新品種「どんとこい」は、潤土表面散播、湛水表面散播で、出 芽性・耐倒伏性・収量性が優れるので直播栽培適性が高い。
背景・ねらい 水稲の省力化・低コスト化を目標とした直播栽培では、出芽性、耐倒伏性、収量性、さらに「売れる米」として良食味であることが求められている。そこで新しく育成した短強稈の良食味品種「どんとこい」について出芽・苗立ち、生育、収量、倒伏性等を調査して直播栽培適性を明確にする。
成果の内容・特徴
  1. 新品種「どんとこい」は、潤土表面散播・湛水表面散播(カルパー無粉衣)のいずれにおいても播種量4~6kg/10aで出芽・苗立ちが確保できる。(表1,表2)。
  2. 「どんとこい」は、すでに各県で直播用として栽培されている強稈の「キヌヒカリ」が倒伏するような多肥条件・湛水表面散播においてもほとんど倒伏せず、耐倒伏性が強い(図1,図2)。
  3. 「どんとこい」は、潤土表面散播・湛水表面散播のいずれでも「キヌヒカリ」より安定して多収である(表1,図2)。
  4. 「どんとこい」の直播栽培では、移植栽培より穂数が容易に確保され、かつ倒伏に強く播種期が5月中下旬になっても登熟歩合の低下が小さい(図3)こと等が安定多収の要因になっている。
  5. 以上の結果から新品種「どんとこい」は、潤土表面散播・湛水表面散播のいずれでも「キヌヒカリ」より直播栽培適性が優れる。
成果の活用面・留意点
  1. 適応地域は、北陸、関東以西の温暖地・暖地。
  2. 種子もみは、ハトムネ状態に催芽して用いる。
  3. 「どんとこい」は、播種期が遅くなった場合に玄米の品質低下の恐れがあるので、遅播きは避ける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010014198
カテゴリ 省力化 新品種 直播栽培 水稲 低コスト 播種 品種 良食味

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