だいず新品種候補系統「東北115号」の育成

タイトル だいず新品種候補系統「東北115号」の育成
担当機関 東北農業試験場
研究課題名
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約  だいず「東北115号」は,成熟期が早生・多収で,白目の納豆用小粒品種である。粒大は「コスズ」よりやや大きいが,納豆加工適性が高い。「コスズ」に比べて倒伏抵抗性に優れることから機械収穫が可能である。
背景・ねらい  岩手県における大豆の作付面積は水田転作緩和等により減少しているが,大豆は土地利用上あるいは作期における労働配分上,今後とも重要な作物であり,近年の健康食品志向等により県産大豆の需要は高まっている。大豆作の振興を図るためには省力機械化などとともに,より高い収益性が期待できる品種の導入が重要である。商品性の高い納豆用大豆については,昭和62年に「コスズ」を準奨励品種として採用し,本品種に対する実需者からの評価も高い。しかし,「コスズ」は本県で最も晩生種であるため,県中北部では遅延型冷害により収益・品質の低下が問題となっていた。
成果の内容・特徴
  1.  昭和58年に納豆用品種の育成を目標に,ダイズシストセンチュウに抵抗性で小粒・多収の「刈系244号」を母本に,極小粒の「刈系221号(後のコスズ)」を花粉親として交配し,育成した系統である。

  2.  育成地では主茎長が「コスズ」より短く,分枝数は「コスズ」より少ない。
  3.  粒大は小粒である。
  4.  成熟期は「コスズ」より10日早い早の晩である。
  5.  耐倒伏性があり,肥沃地でも倒伏がなく,機械化適正も優れる。
  6.  収量性は育成地では「コスズ」よりやや劣るが,岩手県中央以北では「コスズ」より優れる。
  7.  納豆加工適性が優れる。
成果の活用面・留意点
  1.  適地は東北中部及び北部地域である。
  2.  ダイズシストセンチュウ抵抗性はないので,センチュウ発生圃場への作付けは避け,適正な輪作のもとで栽培する。また,ウイルス病の多発地帯ではアブラムシの防除に努める。
(表1)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010014044
カテゴリ 加工適性 機械化 新品種 水田 大豆 抵抗性 凍害 品種 防除 輪作

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