マンゴー「アーウイン」の幼果期における有胚果の判別法

タイトル マンゴー「アーウイン」の幼果期における有胚果の判別法
担当機関 鹿児島農総セ果樹
研究課題名
研究期間 2004~2008
研究担当者
発行年度 2008
要約 満開後約30日目におけるマンゴー「アーウイン」は、縦径(長さ)が長く、果実のくちばし(花柱痕)上部のくぼみが無いか小さく、横径比(幅/厚さ)が1よりも大きい果実を残すことにより、有胚果率が高くなり、生理落果が少ない。
キーワード マンゴー、アーウイン、幼果、果形、果径
背景・ねらい
    マンゴー「アーウイン」では、摘果が早いほど収穫時の果実重が重くなり、やに果が少なく、着色が良くなることが、これまでの研究で明らかとなっているが、有胚果と無胚果の判別が正確に行われなければ、早期摘果による前述のメリットが少なくなる。また着果数が少ない園では、より確実に有胚果を判別しなければならない。そこで、果形による有胚果と無胚果の判別法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 満開後約30日目の果実は、果形から4タイプに分類される(図1、表1)。
    I型:くちばしの上部のくぼみが無く、横径比(幅/厚さ)が1よりも大きいもの
    II型:くちばしの上部のくぼみが小さく、横径比が1よりも大きいもの
    III型:くちばしの上部のくぼみが大きく、横径比が1程度かそれよりも小さいもの
    IV型:くぼみ部分に縦に筋が入っており、横径比が1程度かそれよりも小さいもの
  2. くぼみが無いか少なく、横径比が1よりも大きい果実(I型、II型)は、縦径別有胚果率が高い(表3)。
  3. I型、II型およびIII型では縦径(長さ)が長いほど有胚果率が高い(表3)。
  4. I型は生理落果が少なく、III、IV型は生理落果しやすい(表2)。
  5. 摘果時は、I型、II型で縦径が長い果実から優先的に残し、不足する場合には縦径がやや短くてもI型の果実を残す(表2、表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及対象は、ハウス栽培マンゴー「アーウイン」の栽培地域とする。
  2. 本試験では開花盛期から夜温を24℃で管理しており、これより低い温度で管理すると、満開後約30日目の果実が小さくなる場合がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013939
カテゴリ マンゴー

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