秋ギク「雪姫」、「秋華」の苗低温処理・再電照の方法および適日長

タイトル 秋ギク「雪姫」、「秋華」の苗低温処理・再電照の方法および適日長
担当機関 福岡農総試花き部
研究課題名
研究期間 2005~2007
研究担当者
発行年度 2007
要約 年末出し栽培において、「雪姫」は、挿し穂または苗の低温処理により、切り花長が長くなり品質が向上する。また、「雪姫」では、消灯後12日目より3日間、「秋華」は5日間の再電照で切り花品質を改善できる。6月出しシェード栽培での適日長は、いずれの品種も12時間である。
キーワード 秋ギク、苗低温処理、再電照、適日長
背景・ねらい 電照栽培における秋ギクの主力品種は「神馬」である。しかし、「神馬」は側枝の発生が多く、腋芽摘み作業に多大の労力を要することや、高温遭遇による不萌芽、低温遭遇による開花遅延の発生等の欠点がある。また、近年海外からの「神馬」の切り花輸入が増加している。本県では、平成14年より「電照栽培用新品種の育成」に取組み、平成18年に秋ギク品種「雪姫」、「秋華」を育成した。そこで、本県キク農家経営の安定向上のため、秋ギク育成品種「雪姫」、「秋華」の年末出しおよび6月出し栽培における生態的特性を把握し、本県の作型に対応した栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 「雪姫」は年末出し栽培における挿し穂または苗の低温処理3週間、挿し穂の低温処理3週間+苗の低温処理3週間によって茎長が長くなり、苗低温処理または挿し穂の低温処理+苗の低温処理では葉数も増加し、切り花品質を高めることができる。「秋華」に対する低温処理効果は明らかでない(表1)。
  2. 「雪姫」は、年末出し栽培において、消灯後12日目より深夜4時間の再電照を3日間、「秋華」は同じく5日間行なうことで、舌状花数が増加し上位葉が大きい切り花を生産することができる(表2、図1)。
  3. 「雪姫」、「秋華」は、6月出し栽培において、消灯後の日長を12時間以下とすることで消灯から収穫までの日数を短くできる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 「雪姫」の消灯時の草丈は70cm程度を確保する
  2. 「秋華」は葉数が少なく、伸びやすい品種であるため、追肥を十分に行い、再電照とわい化剤処理を組合わせることによって上位葉のボリュームを確保する。
  3. 「秋華」は、いわゆる「芽無し性」の品種であるため、高温期の親株管理においては腋芽の確保に努める。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013781
カテゴリ きく 経営管理 栽培技術 新品種 品種 わい化

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