カーネーション多年切り栽培における切戻し時期と施肥開始時期

タイトル カーネーション多年切り栽培における切戻し時期と施肥開始時期
担当機関 長崎総農林試
研究課題名
研究期間 2001~2005
研究担当者
発行年度 2006
要約 カーネーション「レジーナ」の多年切り栽培における切戻しは、6月1日以前に行った場合、10月の切り花品質が劣るものの欠株が発生しないため、6月1日以前に切り戻しを行う。切り戻し後、施肥開始が早いほど萌芽径は大きくなり、8月中旬施肥開始では切り花品質が低下するため、7月中旬までに施肥を開始する。
キーワード カーネーション、多年切り、切戻し時期
背景・ねらい カーネーションは本県花き生産における主要品目の1つである。現在、冬春切り年1作の作型が定着しており、毎年高い苗を購入することが農家の経営を圧迫し、また、近年中国からの輸入激増に伴う国際競争も激化している。これらに対応するため、低コスト・省力生産につながる多年切り栽培や疎植栽培による種苗費の低減などの技術を確立し、カーネーション産地を強化する必要がある。しかしながら、多年切り栽培では欠株の発生や秋に切り花品質の低下等の問題がみられる。そこで、切戻し時期と切戻し後の施肥開始時期が切り花品質に及ぼす影響を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 「レジーナ」は、6月10日に切り戻すと、6月1日以前に切り戻すより10月の切り花の茎が硬くなるが、10%程度の欠株が発生する。6月1日以前に切り戻した場合10月の切り花品質が劣るが欠株の発生がないため、6月1日以前に切り戻しを行う(表1)。
  2. 切戻し後の施肥開始が早いほど平均萌芽径が大きく、萌芽径の大きい芽の割合が多くなり(表2)、採花時の萌芽箇所の茎曲がりの軽減につながる傾向がみられる。
  3. 切戻し後、8月中旬施肥開始では、10月採花分は輪数が少なく茎が柔らかくなり、6月中旬施肥開始、7月中旬施肥開始と比べ生育が遅れたため、年内採花本数が減少する。7月中旬までに施肥を開始することにより、茎の硬い切り花が収穫できる(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 6月1日以前に切り戻した場合、その後の生育も旺盛となるため、芽の整理を通常の9月上旬より早めの8月上中旬に行う。
  2. 芽の整理は、9月5日に1株8本芽を残す方法で行った結果である。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013585
カテゴリ カーネーション 経営管理 施肥 低コスト

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