沖縄県における導入暖地型牧草の適応品種選定

タイトル 沖縄県における導入暖地型牧草の適応品種選定
担当機関 沖縄県畜産研究センター
研究課題名
研究期間 2001~2005
研究担当者
発行年度 2006
要約 シグナルグラス、セタリア「パープルピジョン」、セタリア「カズングラ」、クリーピングシグナルの4草種・品種は、高い乾物収量、可消化乾物収量、粗タンパク質収量を示し、新たな導入暖地型牧草として有望である。
キーワード 導入暖地型牧草、乾物収量、可消化乾物収量、粗タンパク質収量
背景・ねらい 今後の沖縄県の肉用牛生産振興にとって、自給飼料増産と品質向上は重要な課題とされている。一方、沖縄県は亜熱帯海洋性気候に属しており、台風や干ばつなどの自然災害を受けやすく、他県には見られない特殊な土壌が分布している。そのため、沖縄県で利用される牧草にはこのような特殊な自然条件に対する適応性が要求される。そこで、これまでの報告で沖縄県に適応性が認められた草種を中心に、暖地型牧草を導入し本県の気象・土壌条件に適した草種・品種を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 沖縄本島北部の国頭マージ土壌(細粒赤色土で礫が多い酸性土壌)での4年間の調査において新規暖地型牧草12草種・品種のうち4草種・品種は、沖縄県奨励品種と比べ乾物収量、可消化乾物収量および粗タンパク質収量において優れている(表1、表2)。
  2. シグナルグラスは、奨励品種のギニアグラス「ガットン」に比べ乾物収量、可消化乾物収量、粗タンパク質収量の全ての項目で多収であり、今回調査した草種・品種の中で最も有望である。
  3. セタリア「パープルピジョン」、セタリア「カズングラ」は奨励品種のギニアグラス「ガットン」に比べ、全ての項目で同程度の収量があり、また、奨励品種に対し新しいタイプ(セタリア属)であるため有望である。
  4. クリーピングシグナルは、ブラキアリア属の非常に密な草地を形成するほふく型の牧草であるが、同様のほふく型で奨励品種のジャイアントスターグラスやパンゴラグラス「トランスバーラ」と比較して特に可消化乾物収量が高いため有望である。
成果の活用面・留意点 今後、導入品種を選定するための情報となる。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013530
カテゴリ 亜熱帯 くり 肉牛 品種

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