Dot immunobinding assay(DIBA)及びTissue print immunoblot(TPI)によるトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)の簡易検出

タイトル Dot immunobinding assay(DIBA)及びTissue print immunoblot(TPI)によるトマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)の簡易検出
担当機関 福岡農総試
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者
発行年度 2004
要約 TYLCV抗体を利用したDIBA及びTPIによりトマト発病株からTYLCVを特異的に検出できる。これらの方法は特別な機材を必要としないためトマト黄化葉巻ウイルスの簡易診断技術として活用できる。
キーワード トマト、トマト黄化葉巻ウイルス、DIBA、TPI
背景・ねらい 精製したTYLCV粒子を抗原として作出したTYLCV抗体はDAS-ELISAにより発病株から特異的にTYLCVを検出できることを明らかにしている(平成14年度成果情報)。今回、さらに大量の検体を簡便かつ迅速に検定することが可能なDIBAおよびTPIを利用したTYLCVの検出技術を確立する。(要望機関名:病害虫防除所(H12))
成果の内容・特徴
  1. TYLCV抗体を用いたDIBAでは発病葉の磨砕汁液を膜上の同一箇所に5回以上スポットすることによって、明瞭な発色が確認でき、健全葉磨砕汁液と明らかに識別することが可能である(図1)。
  2. TPIでは発病株の頂部付近の葉柄茎部を鋭利なカミソリで輪切りにした断面を検出用のフィルター(ニトロセルロース膜)に押しつけるだけで試料の処理が終わり、その後、抗原-抗体反応により発色させるだけなので、TYLCVを迅速かつ容易に検出できる(図2)。
  3. TPIの操作マニュアルは表1のとおり。
成果の活用面・留意点
  1. DIBA及びTPIによる検定ではPCR検定に必要な特別な機材や高価な試薬を必要とせず、DAS-ELISAと比較して操作も簡便で、1検体でもただちに検定できるため、有用性は高く、普及センター等で活用できる。
  2. TPIによるTYLCV検定に際して、発病した若い小葉部を試料とした場合、植物由来の色素等夾雑物の付着により陽性反応を示す発色の識別が容易でないため、小葉部は検体としては不向きである。
  3. TYLCV抗体の入手に関しては、福岡県農業総合試験場病害虫部へ連絡すること。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013178
カテゴリ 簡易診断 害虫 トマト 病害虫防除

この記事は