肉用「天草大王」の全期間無薬飼料飼育

タイトル 肉用「天草大王」の全期間無薬飼料飼育
担当機関 熊本県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1981~2004
研究担当者
発行年度 2004
要約 高品質肉用鶏「天草大王」に対して、徹底的な消毒とコクシジウムワクチンを加味したワクチン接種による予防衛生を行うことによって、餌付けから全期間無薬飼料で飼育しても生産性が低下することはない。
キーワード 天草大王、高品質肉用鶏、抗菌性飼料添加物、無薬飼育、鶏舎消毒
背景・ねらい 肉用「天草大王」の飼育マニュアルでは、70日齢までは抗菌性飼料添加物の入ったブロイラー前期および後期飼料を給与し、その後、出荷まではブロイラー仕上げ飼料(無薬)を給与することとしているが、消費者の安全・安心嗜好の高まりに対して、餌付けから全期間、抗菌性飼料添加物に頼らない飼育技術の確率が望まれる。そこで、飼料から抗菌性飼料添加物を除く替わりに徹底的な消毒とワクチン接種による予防衛生などの衛生対策面の強化により、生産性の低下を招くことのない飼育技術を確率する。とくに、平飼いの無薬飼育で問題となるコクシジウム病に対しては、最近、普及してきた有効なワクチンを使用する。
成果の内容・特徴
  1. 衛生対策面の強化としては、鶏舎消毒(表1)とコクシジウムワクチンを加味したワクチン接種(表2)および、その他の衛生対策(表3)を行う。飼料は4週齢まで抗菌性飼料添加物を含まないブロイラー前期飼料を、その後、出荷まではブロイラー仕上げ飼料(無薬)を給与する。
  2. 慣用飼育マニュアルに従った飼料を給与する対照区に比べて、餌付けより全期間、無薬飼料を給与する無薬区の飼育成績は、全く差がみられない(表4、表5)。
  3. 1羽当たりの飼料費は無薬区と対照区で差はなく、無薬区では、コクシジウムワクチン代として1羽当たり5円の経費上昇となる(表5)。
成果の活用面・留意点
  1. 慣用に比べて、衛生強化対策経費を必要とする。
  2. 生産現場で鶏舎が密集している場合は、風に乗ったゴミとともに進入する病原菌は防ぎようがないので、農場ごとのオールインオールアウトとの組み合わせで実施する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010013030
カテゴリ 飼育技術 出荷調整

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