露地野菜栽培の窒素負荷評価に有効な農作業の点検表

タイトル 露地野菜栽培の窒素負荷評価に有効な農作業の点検表
担当機関 熊本農研セ
研究課題名
研究期間 1997~2001
研究担当者 郡司掛則昭
久保研一
発行年度 2002
要約 露地野菜栽培において日常行われる個々の農作業が環境へ及ぼす窒素負荷の程度によってランク分けし、それを基に作成した点検表は、各野菜栽培における農作業管理別の窒素負荷を評価するために有効である。
キーワード 窒素負荷、露地野菜、点検表
背景・ねらい 野菜産地で地下水の硝酸態窒素濃度が上昇しつつあり、その原因として不適切な施肥や有機物の過剰投入が指摘されており、このような現状を農業者自身が認識し環境負荷を軽減した農作業や土壌ならびに施肥管理を総合化し実践する必要がある。そこで、現行栽培技術の環境影響評価を行うため、露地野菜生産を対象として窒素負荷の観点から個々の農作業管理の環境影響度を評価できる点検表を作成した。
成果の内容・特徴 1.
点検表は、露地野菜を生産する際の栽培管理、土壌管理、有機物施用、施肥管理および病害虫管理に関する既存の研究成果を基に、農家が実施する農作業を窒素負荷の程度に応じて-2~2の5段階評価によってランク分けする(表1)。
2.
ダイコン、ニンジン、ゴボウおよびネギ栽培農家117名を対象としたアンケート調査結果の総合評価点数の度数分布は正規分布することから点検表の各管理項目に対するランク分けは適正である(図1)。
3.
各管理項目に対する評価点数からみた現行栽培の窒素負荷の程度は野菜品目によって異なり、ダイコンでは病害虫管理、ゴボウおよびネギでは栽培管理、ニンジンは有機物管理を除く管理項目の窒素負荷が大きい(表1)。しかし、有機物管理は品目によらず比較的小さい。
4.
各管理項目を合計した点数の平均値はゴボウ>ダイコン>ネギ>ニンジンの順に低下し、この順序に従って現行栽培で行われている農作業の環境負荷は増大する。特に、ニンジンの評価点数の平均値は他品目に比べて低い(表1)。
成果の活用面・留意点 1.
この点検表は根菜類および葉茎類栽培農家が対象である。
2.
病害虫管理は農薬等による環境負荷影響度によってランク分けした。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010012572
カテゴリ 害虫 ごぼう 栽培技術 作業管理 施肥 だいこん にんじん ねぎ 農薬 野菜栽培

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