摘芽・摘蕾作業の省力化可能な夏秋ギク「精の輝」の栽培法

タイトル 摘芽・摘蕾作業の省力化可能な夏秋ギク「精の輝」の栽培法
担当機関 沖縄県農試
研究課題名
研究期間 1999~2001
研究担当者 比嘉良次
内藤孝
発行年度 2002
要約 夏秋ギク「精の輝」は7月から10月出荷の作型で無側枝性が発現し、摘芽・摘蕾作業が省力化される。また、奇形花が少なく、草姿、花色(濃黄色)、花形(抱え咲き)が良く、有望である。
キーワード 「精の輝」、無側枝性、省力化、奇形花
背景・ねらい 輪ギク栽培で多くの労働時間を要する摘芽・摘蕾作業は機械化が難しく、人手に頼る他はないのが現状である。近年、側枝の発生の少ない無側枝性品種の出現によって、この摘芽・摘蕾作業が1/10程度まで短縮できることになった。しかし、無側枝性品種は実用化されてまだ日が浅く、試験研究も始まったばかりであるため、無側枝性の季節変動や摘心栽培での摘心後の不萌芽、高温期の奇形花や葉焼けの発生、無摘心栽培での柳芽の発生等多くの課題を抱えている。そこで、これらの問題の少ない品種を選定し、安定生産技術を確立する。
成果の内容・特徴 1.
消灯後に25℃以上の高温を経過する7月出荷から10月出荷の作型で摘芽・摘蕾節率が20%以下となり摘芽・摘蕾作業が省力化される(表1)。
2.
中度奇形花、重度奇形花が少なく、商品化率が高い(表1)。
3.
6月出し栽培では17時間(深夜暗期中断時間で調整)日長で開花が抑制される(表2)。
4.
摘心栽培で不萌芽の多い10月出荷は挿し穂を5月下旬までに採穂し、腋芽のある穂を確保して挿芽時期まで冷蔵貯蔵すると不萌芽を防止することができる(表3)。
5.
奇形花の多い9月出荷の作型で遮光率60%の白冷紗で遮光すると奇形花の発生が少なくなる(表4)。
成果の活用面・留意点 1.
防風、防虫効果の高い、平張りハウスへの導入。
2.
10月出荷用(摘心栽培)の挿し穂は5月下旬までに採穂し、腋芽のある穂を確保するか無摘心栽培を行う。
3.
マメハモグリバエは7月から11月にかけて多発しやすいので初期防除を徹底する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010012507
カテゴリ 機械化 季節変動 出荷調整 省力化 品種 防除

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