ビール粕を活用した乳用牛への飼料給与技術

タイトル ビール粕を活用した乳用牛への飼料給与技術
担当機関 大分県畜試
研究課題名
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 2001
要約 泌乳ピークを過ぎた乳用牛に対して、ビール粕を原物で10kg混合給与した場合、慣行給与区と比較して乳量・乳質に差はない。また、飼料コストはビール粕給与区が1頭当たり1日63.8円安い。
キーワード ビール粕、飼料コスト
背景・ねらい 酪農家は生乳生産コストの低減に向けてたゆまぬ努力を続けているが、生乳市場の広域化に伴う乳価の地域間平準化を見据え、さらなるコスト低減が求められている。ビール粕は、酪農家にとって手近に入手することができる飼料資源であることから、乳用牛への給与試験を行い、ビール粕給与が乳量・乳質に与える影響および飼料コストを明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ビール粕の飼料成分の特徴は、粗蛋白質が多く粗繊維が少ない(表1)。
  2. ビール粕給与区は、慣行給与区より飼料コストが最大で1頭当たり1日63.8円安価である(表2)。なお、各飼料単価は、当畜産試験場の取引単価を用いている。
  3. 泌乳牛に対しビール粕を乾物混合比10~16.6%(原物10kg)で給与した場合、慣行給与区と比較して、採食量および養分摂取量に差がない(表3)。
  4. 泌乳牛に対しビール粕を乾物混合比10~16.6%(原物10kg)で給与した場合、慣行給与区と比較して、乳量および乳質にも差がない(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. ビール粕を利用した乳牛用混合飼料の飼料設計の参考となる。
  2. ビール粕は粗蛋白質含量が高いことから、蛋白質の過給に注意する。また、暑熱時には2次発酵しやすいので、長期保存を避ける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010012005
カテゴリ コスト 飼料設計 低コスト 乳牛

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