キュウリ斑紋ウイルスの血清反応と宿主範囲および物理的性状

タイトル キュウリ斑紋ウイルスの血清反応と宿主範囲および物理的性状
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 2000
要約 宮崎県の冬春キュウリから分離されたキュウリ斑紋ウイルスは、既報のトバモウイルス(KGMMV、CGMMV)の抗血清とは反応せず、寄生性も異なる。宮崎県総合農業試験場・環境部・病理科
背景・ねらい 宮崎県で果実と葉に斑紋症状を示すキュウリ(写真1)から分離されたキュウリ斑紋ウイルス(写真2)の性状を調査し、今後の対策に資する。
成果の内容・特徴
  1. ELISAでは既報のトバモウイルス(KGMMV(旧CGMMV-キュウリ系及び余戸系)、CGMMV(旧CGMMVのスイカ系)とは反応しない(表1、表2)。
  2. 本ウイルスの宿主範囲は、全身感染が認められるのはウリ科ではキュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ユウガオ、トウガン、ナス科ではN.benthamianaである。また局部病斑が認められるのはC.amaranticolorとペチュニアだけである。C.amaranticolorとペチュニアに局部病斑を作り、ダチュラ(D.stramonium)には局部病斑を作らないことから、既報のKGMMV及びCGMMVの寄生性とは異なる(表3)。
  3. 耐熱性は摂氏90度10分以上、耐希釈性は10-5である(表4)。
  4. ウイルス粒子の長さは312.6±22.1nmである(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 本ウイルス病が発生したのは宮崎県だけである。
  2. 本ウイルス病はキュウリ果実での症状が激しく、葉での症状は軽微である傾向がみられる。またキュウリに感染して症状が出るまでの潜伏期間が20~30日と長い傾向がある。
  3. 土壌伝染については今後検討を要する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011891
カテゴリ かぼちゃ きゅうり すいか とうがん なす ペチュニア メロン ゆうがお

この記事は