太枝を用いたチャのペーパーポット苗の育苗

タイトル 太枝を用いたチャのペーパーポット苗の育苗
担当機関 宮崎県総合農業試験場茶業支場
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 間曽竜一
岩切健二
発行年度 2000
要約 チャのペーパーポット育苗において、太枝を用いることにより従来の二葉挿しより分枝数、葉数の多い苗ができる。この太枝苗は、定植当年の裂傷型凍害に対して被害が少なく生存率が高い。また、その後の生育が旺盛である。
背景・ねらい 茶園面積の拡大や優良品種の導入推進により、新・改植が進められているが、新・改植後の未収益期間が長いことから積極的に取り組みにくい状況にある。このため、ペーパーポットを利用した育苗技術が普及しているが、さらに、成園化を促進する技術として従来の二葉挿し木より大きな苗を育成し、定植後の生育促進を図る。
成果の内容・特徴
  1. 太枝は整枝する幼木枝条(図1)や中切り後伸びた1年未満の枝条(幹径5mm程度)(図2)をボラ土又は土を詰めたペーパーポットに5月挿し木し、灌水育苗する(表1、表2)。
  2. 太枝苗は二葉挿し木苗と同程度の生存率と発根量を示し、分枝数や葉数の多い苗の生産ができる(表2)。
  3. 太枝苗は定植当年の秋(11月上旬)の異常低温(摂氏-1.5度)時における裂傷型凍害による枯死株の発生が二葉挿し木苗に比べ少なく、生存率が高い(図3)。また、その後の生育も旺盛である(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 挿し木時期は5月が良く、遅くなると発根率が低下し、枯死率が高くなる(表1)。
  2. 太枝苗に用いる枝条は長さ15~20cm、幹径が5mm程度が良い(表2)。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011853
カテゴリ 育苗 改植 栽培技術 挿し木 凍害 品種

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