F-キット・スターチによる茶樹木化根の炭水化物含有率簡易定量法

タイトル F-キット・スターチによる茶樹木化根の炭水化物含有率簡易定量法
担当機関 佐賀県茶業試験場
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 東島敏彦
野中一弥
灰塚士郎
発行年度 2000
要約 F-キット・スターチを用いることによって、茶樹木化根の炭水化物含有率を高い精度で簡易に測定できる。佐賀県茶業試験場・茶樹研究室
背景・ねらい 茶樹の貯蔵養分の診断には太根の炭水化物含有率の測定が有効と判断されたが、炭水化物の測定には多大な労力と時間を要するため、簡易測定法の開発が必要である。そこで市販の食品分析用試薬キットを用い、省力かつ簡易な定量法の検討を行った。
成果の内容・特徴 茶樹木化根の炭水化物含有率測定を、酵素法(酒井の方法)から本法へ転換することで大幅な省力化が図られる。
  1. Fキット試薬を用いた測定は酵素法との相関が非常に高い(図1)。
  2. Fキット試薬を用いた測定法は、1点の測定時間が約2時間で、1日に30~50点の測定が可能である。
  3. 木化根の炭水化物含有率測定方法
    試料の調整は図2、測定操作は図3の手順で行い、炭水化物含有率を測定する。
  4. 炭水化物含有率(%)=0.597×100/80(試料mg)×吸光度差×100
    吸光度差=(吸光度2-吸光度1)試料-(吸光度2-吸光度1)ブランク
成果の活用面・留意点
  1. 採取した木化根は直ちに調整する。調整がすぐに出来ない場合は冷凍保管し、3ヶ月以内に測定する。
  2. 抽出操作からのブランクを必ず設ける。
  3. キット試薬調整後の安定期間が限られるので注意する(溶液Ⅰ:摂氏4度で6週間・摂氏-20度で3ヶ月、溶液Ⅱ:摂氏4度で4週間・摂氏-20度で2ヶ月、溶液Ⅲ:摂氏4度で1年間)。
  4. 分光光度計はシッパー方式ではなく、個別セルの測定ができるものが必要である。
  5. Fキット試薬は一点につき約400円であり、ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社から市販されている。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011847
カテゴリ 簡易測定 省力化

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