夏季せん定によるアテモヤの作期拡大

タイトル 夏季せん定によるアテモヤの作期拡大
担当機関 鹿児島県農業試験場
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 稲森博行
立田芳伸
発行年度 2000
要約 アテモヤのせん定を6月に行い、再発芽・着花させることにより、裂果の少ない大きい果実を12月に収穫できる等、作期拡大ができる。鹿児島県農業試験場・大島支場・亜熱帯果樹研究室
背景・ねらい アテモヤは通常の発芽前のせん定では、収穫時期が9月~10月の高温時期となり、裂果や落果が発生しやすく、また、収穫後の果梗周囲の裂果や果皮の褐変等、鮮度保持が困難で商品価値が低下する。さらに、9月~11月より12月の方が有利販売できるという利点もあり、12月出荷を狙った夏季せん定法の確立が求められている。
成果の内容・特徴
  1. 発芽前(3月)のせん定による受粉時期、収穫時期は5月下~6月下旬、10月~11月であるのに対し、6月せん定では7月上~8月中旬、12月~1月となり、収穫時期を2~3ヶ月遅らせ、作期拡大ができる(表1)。
  2. 6月せん定では着花数や収穫個数がやや少なくなるが、過熟による落果がなく、果実は大きく、整形果率が高く、収穫後の裂果もないため商品性が高まる(表1)。
  3. 受粉後、収穫開始期までの日数及び積算温度は2ヶ年平均で、3月せん定では118日、摂氏3145日度、6月せん定では148日、摂氏3586日度である(データ略)。
  4. 夏季せん定法としては前年生側枝を2~3芽で切返す方法と、当年生発育枝を切返した後摘葉する方法がある。当年生発育枝のせん定法としては、葉を5枚程度残して切返し(表2)、先端から2~3枚摘葉し再発芽させる方法がよい(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 南西諸島におけるアテモヤ栽培に適用する。
  2. 夏季せん定時期は高温時期であり、特に前年生側枝のせん定ではせん定量が多くなり、樹体栄養の収奪が多くなるため、十分な肥培管理により樹勢を高めておく。
  3. 夏期の乾燥時に受粉する場合は結果促進のため、地表に散水して湿度を高めておく。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011763
カテゴリ アテモヤ 亜熱帯 乾燥 出荷調整 受粉 肥培管理

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