崩壊性フィルムを用いた桑園マルチ栽培

タイトル 崩壊性フィルムを用いた桑園マルチ栽培
担当機関 鹿児島県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 遠嶋太志
山下徹志
川越守昭
発行年度 2000
要約 桑園のマルチ栽培には崩壊性フィルムが適している。崩壊性フィルムは従来のポリエチレンフィルムと同様な地温上昇効果が認められ,桑の収量が増加する。また,雑草防除効果も高い。鹿児島県蚕業試験場・栽桑研究室
背景・ねらい 桑園のポリマルチ栽培は省力的年1回施肥と併せて独自の普及技術として定着していることから全国上位の単位面積当たり生産量増大に寄与してきた。しかし,ポリエチレンを素材としたフィルムを使用しており,最近では,使用後の焼却による環境汚染の問題が深刻化している。また,養蚕農家の老齢・婦女子化および土壌の堆積等で除去作業に困難をきたし,年々普及率の低下とともに土地生産性が低下する傾向にある。そこで近年開発された崩壊性フィルムや再生紙等新しいマルチ素材を用いた環境に優しい桑園マルチ栽培法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 崩壊性フィルムは従来のポリエチレンフィルムと同様な地温上昇効果がある。
  2. 崩壊性フィルムは晩秋期でも完全に崩壊せず,雑草防除効果もポリエチレンフィルムよりはやや劣るが無処理に比較すると防除効果は高い。
  3. 桑の収穫量において年間を通じて崩壊性フィルムは従来のポリエチレンフィルムよりやや少ないが無処理より増収する。
成果の活用面・留意点
  1. 桑園用として用いる場合は使用期間の長い6ヶ月タイプの崩壊性フィルムを使用する。
  2. 崩壊性フィルムは紫外線により崩壊されるのでマルチ処理により地中に埋められた部分は崩壊しないため除去することが好ましい。崩壊性フィルムは耐久性にやや乏しいので注意する。また,機械での収穫はさける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011694
カテゴリ カイコ 雑草 施肥 防除

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