黒色火山灰土壌における根菜類の出芽と生育を揃えるための潅水方法

タイトル 黒色火山灰土壌における根菜類の出芽と生育を揃えるための潅水方法
担当機関 宮崎県総合農業試験場
研究課題名
研究期間 1999~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 根菜類の出芽と生育を揃えるための潅水方法としては、テンションメーターのpF値2.1を潅水開始点とすることが適当である。特に、夏播きニンジンでは、播種後からpF2.1を潅水開始点として1ヶ月管理することで、生育が促進され収量が高くなる。
背景・ねらい ニンジンなどの根菜類では、直播きを行うため、年によっては高温乾燥の気象条件による発芽不良や生育遅延等が生じて生産が不安定となることが少なくない。そのため、畑地灌漑施設の整備された地域において、効率的な水利用と播種後の出芽と生育を揃え、一斉収穫を行うために必要な最適潅水開始点を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 土壌水分が出芽に及ぼす影響は、ダイコンでは小さく、ゴボウとニンジンで大きいが、pF2.1とpF1.8では大きな差はみられない(表1)。また、初期生育は低pFほど地上部、根重ともに促進される(表2)。
  2. 収量は、雨よけ栽培では、各作物とも土壌水分をpF2.4で管理した区では低かったが、pF2.1とpF1.8で管理した区では差はみられず、pF2.1以下に保つことによって出芽と生育を揃えられることが示された(表3)。
  3. 根菜類の生育は潅水によって促進されるが、播種後1ヶ月の潅水量の違いが収穫時まで影響し、適正な潅水開始点はpF2.1と判断される。なお、露地栽培のニンジンとゴボウではpF2.1を灌水開始点とする区が優れた(表4)。
成果の活用面・留意点
  1. 県の栽培指針の参考資料として活用される。
  2. 黒色火山灰土壌を対象としているので、他の土壌条件での検討が必要である。
  3. テンションメータ-pF値を指標として自動灌水システムとの組み合わせで潅水作業の省力化が図れる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011401
カテゴリ 乾燥 ごぼう 省力化 だいこん にんじん 播種 発芽不良

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