高速畳表織機の適正な使用法

タイトル 高速畳表織機の適正な使用法
担当機関 熊本県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 いぐさ加工労働時間の削減を目的に開発された高速畳表織機は、織機主軸の回転数が180rpmで織り傷が少なく畳表の評価も高い。しかし、軟らかいいぐさは180rpmを越えると織り傷が増加する。インバータ仕様によるいぐさ供給ロールの回転は、織機回転数×11倍を目安に設定する必要がある。熊本県農業研究センター・い業研究所・加工部
背景・ねらい 中国畳表の台頭により国内産畳表価格が低迷し、農家のいぐさ離れを助長する傾向にある。このため国と熊本県は加工労働時間の低減と原草販売から畳表加工へのシフト化を勧めるため、従来の織機の2倍の能率を目標に、耐振動フレームや掛け物3点セットの軽量化、本体駆動といぐさ供給モータの分離など、高速化に対応した畳表織機の開発を行った。織機は平成11年から改良資金の対象となり、本格的な普及を迎えていることからこの高速畳表織機の適正な使用法について明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 高速畳表織機は経糸の配置が諸目風(図4)なため、主軸の回転が180rpm以上で製織した畳表でも行の揃いが良く、従来の織機120rpmで製織した畳表にくらべ評価は1~2ポイント向上する(図1)。
  2. 3種表を製織する場合、原草が軟らかい茎(109cm100本重で35g)では、織機主軸の回転を200rpm以上に上げると、畳表に膨れいや並びいが多くなる(図2)。
  3. 織機主軸といぐさ供給ロールの回転数は個々に調整し、互いに同調させる必要があるためロールの回転数は、上限を2,200rpm、下限を1,400rpmとし、概ね織機主軸の回転数×11倍を目安に製品を見ながら微調整を行う(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. いぐさ加工指導資料として活用する。
  2. 軟らかいいぐさの使用を出来るだけ避ける。また、ハーベスタの傷を少くする栽培管理が重要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011383
カテゴリ いぐさ 加工 栽培技術

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