イグサポット苗機械移植における移植適期及び新品種「筑後みどり」の適応性

タイトル イグサポット苗機械移植における移植適期及び新品種「筑後みどり」の適応性
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究課題名
研究期間 1997~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 イグサのポット苗機械移植は7月刈栽培では11月中旬の本田移植で、初期生育の遅れが少なく、5月の「長い」出芽期の生育量が多くなり収量が安定する。「筑後みどり」は5月下旬の生育量が多い特性をもつため、「いそなみ」より収量、品質が優り適応性が高い。福岡県農業総合試験場・筑後分場・い草研究室
背景・ねらい イグサの機械移植栽培については、これまで手植えと同じ八月苗を利用した株分け苗植付方式がある。しかし、手植えに比べて収量、品質がやや劣る等の問題点があるため、普及が進展していない。その後ポット苗を使用した移植機が開発された。ポット苗は従来とは全く育苗法が異なる方式であるため、ここではポット苗を利用した新しい方法による機械移植7月刈栽培を行い、その生育特性からみた高品質イグサ生産のための移植適期及び新品種「筑後みどり」の適応性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. ポット苗機械移植は移植時の1株茎数が手植えの42~46%と少ないため(表1)、いずれの移植時期でも4月上旬までの初期生育は手植えより遅れる。その後は11月中~下旬移植で茎数の増加が多い(図1)。
  2. ポット苗機械移植の5月上旬から下旬までの「長い」の出芽時期の生育量増加は移植時期が早いほど多く、11月中旬移植では120cm以上茎の収量及び品質は手植えと同等になる。105cm以上では12%程度多い(表1)。
  3. 11月中旬移植のポット苗機械移植では「筑後みどり」は「長い」出芽時期の5月下旬の生育量が多く、後期生育が優る特性を有するため、「いそなみ」より適応性が高く、120cm以上茎の収量及び品質向上が期待される(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 栽培指針に登載して機械移植イグサの安定生産のための指導資料として活用する。
  2. 7月刈栽培では12月上旬以後移植は初期生育が遅れ収量が低下する可能性があるので避ける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011380
カテゴリ 育苗 いぐさ 新品種

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