カンキツ「不知火」における適正な施肥量と施肥時期

タイトル カンキツ「不知火」における適正な施肥量と施肥時期
担当機関 熊本県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1997~1998
研究担当者 磯田隆晴
岡島量男
相川博志
長田芳郎
土田通彦
発行年度 1998
要約 カンキツ「不知火」に対する窒素施用量は10a当たり慣行量(32kg)より少量施肥(21kg)の方が適しており、施用時期は2月上~3月上旬、4月上旬、6月上旬、9月上旬、11月上旬の年5回均等に行う。
背景・ねらい 「不知火」は他の品種と比較して樹勢が弱く、着果しはじめると年々樹が衰え、収量が減少するといった問題がある。産地では施肥量を多くして樹勢の維持強化を図ろうと努めているが、施肥量の過剰は逆に樹勢の低下を招いていると考えられる。そこで「不知火」の樹勢維持に適した窒素(有機配合肥料)の施肥量と施肥時期を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 窒素の施用量を一般的な32kg/10aから3割少なくした(21kg/10a)方が樹当たりの果重や個数が多い(表2)。
  2. 細根量は、慣行量(32kg/10a)に比べ少量施肥(21kg/10a)で重量が7倍である(表2)。
  3. 果実の品質は、慣行量(32kg/10a)に比べ少量施肥(21kg/10a)が糖度(Brix法)が高く、クエン酸含量が低い(図1)。
  4. 年間施肥回数5回の均等施肥は、年間施肥回数4回の6月重点施肥および9月重点施肥よりクエン酸含量が低い(図2)。
成果の活用面・留意点 試験結果は「川野夏だいだい」15年生を中間台に平成2,3年に高接ぎした「不知火」の結果であるので、苗木から育成された「不知火」の施肥については、養分吸収量等が異なると考えられ施肥量に注意が必要である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011302
カテゴリ 施肥 高接ぎ 品種 その他のかんきつ

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