日長と温度がスクミリンゴガイの成長と産卵に及ぼす影響

タイトル 日長と温度がスクミリンゴガイの成長と産卵に及ぼす影響
担当機関 九州農業試験場
研究課題名
研究期間 1998~2000
研究担当者 杉浦直幸
和田節
鈴木芳人
発行年度 1998
要約 スクミリンゴガイ成貝の成長は日長の影響を受けず、産卵は短日下、特に短日・低温下において産卵頻度や総産卵数が低下する。また、1卵の重さは日長の影響を受けず、低温下において重くなる。九州農業試験場・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室
背景・ねらい 水田生態系におけるスクミリンゴガイの個体群動態の解明が進められるなかで、日長等の季節的な要因が貝の成長や繁殖に影響を及ぼす可能性が指摘されている。一方、淡水産の貝の繁殖に及ぼす日長の影響を述べた報告は殆ど見られない。そこで、野外から採集した成貝を異なる日長と温度条件下で飼育し、実験的にそれらの影響を調べた。
成果の内容・特徴
  1. 成貝の体重の増加は、長日下 (14時間明期) と短日下 (10時間明期)間で差は見られず、日長の影響を受けない (図1)。
  2. 雌成貝の産卵数は、長日下よりも短日下で少なく、その差は低温下 (摂氏22.5度) で大きい (図2)。また、産卵頻度 (飼育開始第5週以降の平均卵塊数) も低温・短日下で低い (図3)。
  3. 1卵の平均重量は、日長の影響を受けず、高温下 (摂氏30.0度) よりも低温下で重くなる (図4)。
成果の活用面・留意点
  1. スクミリンゴガイの個体群動態を解明する上で不可欠な基礎データとなる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011286
カテゴリ 害虫 水田 スクミリンゴガイ 繁殖性改善

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