宿根性スターチス「ブルーファンタジア100」のマルチ効果と施肥法

タイトル 宿根性スターチス「ブルーファンタジア100」のマルチ効果と施肥法
担当機関 大分県温泉熱花き研究指導センター
研究課題名
研究期間 1998~1999
研究担当者 後藤哲
冨満龍徳
発行年度 1998
要約 宿根性スターチス「ブルーファンタジア100」栽培では、アルミ蒸着フィルムマルチの利用により切り花の収量および品質が向上する。マルチ条件下の施肥は、a当たり窒素成分で基肥2kgと追肥2kg/年の分施か、360日タイプの被覆肥料3kg/年による深さ10cmの局所施肥が有効である。
背景・ねらい 宿根性スターチスは「ブルーファンタジア100」を中心に県内で約10haの栽培面積があり、県内の主要花きとなっている。しかし、単位面積当たりの採花本数が少なく、単価の低迷、生産者間の品質のばらつきなどにより、生産の伸びが停滞している。そこで、採花本数を向上させて高品質安定生産を行うための施肥方法とアルミ蒸着フィルムマルチの効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. アルミ蒸着フィルムマルチの利用は無マルチに比べ、いずれの施肥法においても採花本数が向上し、花梗幅、切り花重、茎径、硬さ等の切り花品質が優れる(表1、表2)。
  2. マルチ条件下では、慣行施肥のa当たり基肥1kg+追肥1kgに比べ、基肥または追肥の1kg増肥により採花本数が向上する。さらに、基肥、追肥ともに1kg増肥すると採花本数および切り花の諸形質が安定して向上する(表1、表2)。
  3. 被覆肥料による年1回局所施肥では、マルチ、無マルチとも窒素成分で2kg/年に比べ施肥量の多い3kg/年が採花本数が多い(表1)。
  4. 平均地温は、マルチした場合無マルチに比べ夏期は低く、冬期は高く推移する。また、マルチの利用により夏期の最高地温は摂氏3度程度抑制され、冬期は最低地温が摂氏2度程度高くなる(図1、図2)。
  5. 切り花の収量や品質の向上に対してマルチの効果がみられたのは、高温期における地温抑制による根へのストレス軽減、反射光による冬期の光条件の改善等が考えられる。
成果の活用面・留意点 強度のあるアルミ蒸着フィルムマルチを用いれば3年程度マルチの張り替えは不要であるが、汚れや蒸着したアルミのはがれにより、光の反射効果は年々低下する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011218
カテゴリ スターチス 施肥 光条件

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