草地内雑草「エゾノギシギシ」の薬剤散布による駆除法

タイトル 草地内雑草「エゾノギシギシ」の薬剤散布による駆除法
担当機関 熊本県農業研究センター草地畜産研究所
研究課題名
研究期間 1997~1998
研究担当者 大村誠
鶴田勉
城秀信
安武英貴
発行年度 1998
要約 草地に進入したエゾノギシギシは2年間連続して一番草刈取り後にDPX水和剤を散布するか、もしくは一番草刈取り後にDPX水和剤、秋期刈取り後にMDBA液剤を散布することによりほぼ完全に駆除することができる。熊本県農業研究センター草地畜産研究所
背景・ねらい エゾノギシギシは更新後7~8年以上経過した草地及び適正に管理されていない草地の裸地部分に侵入し、その後、旺盛な生育を続け株化し草地の荒廃を早める。このため、草地内強害雑草である「エゾノギシギシ」の薬剤を用いた防除法を確立し、草地の維持年限の延長を図る。
成果の内容・特徴
  1. 一番草刈取り後の散布による殺草効果はDPX水和剤が最も効果高い。
  2. 秋期刈取り後の散布による越冬株への効果は、MDBA液剤が最も高い。
  3. 一番草刈取り後に2ヶ年続けてDPX水和剤(20,000倍液)を散布することにより100%近い駆除効果が得られる。
  4. 一番草刈取り後にDPX水和剤、秋期刈取り後にMDBA液剤(1,000倍液)を散布する方法でも100%近い駆除効果が得られる。
成果の活用面・留意点
  1. 両薬剤ともイネ科への選択性薬剤なのでイネ科優先草地で使用し、クローバー等の豆科牧草地に対してはスポット処理で対応する。
  2. 両薬剤ともエゾノギシギシの葉から主に吸収されるので、葉が広がっている時の散布が効果的で、出穂してからの散布は効果が劣る。特にエゾノギシギシの種子を蔓延させないためにも一番草刈取り後の散布を厳守するようにする。
  3. MDBA液剤は使用期限が秋期刈取り後に限定されている。
  4. 使用量及び希釈倍率(10アール当たり)は以下のとおりとする。
  5. 散布に係る経費は、DPX水和剤・MDBA液剤ともに1,080円/(10a・1回)程度である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011106
カテゴリ 雑草 防除 薬剤

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