イネ苗及び野菜に対するスクミリンゴガイの選好性

タイトル イネ苗及び野菜に対するスクミリンゴガイの選好性
担当機関 福岡県農業総合試験場
研究課題名
研究期間 1997~1998
研究担当者 許斐健治
石丸知道
藤吉臨
福島裕助
発行年度 1998
要約 スクミリンゴガイは、イネ苗よりメロン、レタス、スイカやナスなどの野菜に対して高い選好性を示す。福岡県農業総合試験場・筑後分場・普通作物研究室
背景・ねらい スクミリンゴガイ被害回避対策として、水稲作では殺貝剤施用や浅水管理のほか、人力による捕獲が行われている。一方、スクミリンゴガイは野菜や水生植物を旺盛に摂食することが知られている。そのため、スクミリンゴガイが好む野菜を水田に設置し、貝を集めて捕獲する省力的な貝密度の低減対策が考えられる。これまでのスクミリンゴガイの野菜等に対する選好性の研究は、単一の食餌への摂食量の比較や圃場での観察によるものであり、多数の食餌をイネ苗と同時に供試して選好性を解析した事例はない。そこで、イネ苗及び野菜に対するスクミリンゴガイの選好性を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 水槽内で、直径1mの同一円周上に置いたイネ苗と野菜の中心にスクミリンゴガイを放飼すると、イネ苗よりもメロン、スイカ、レタス、ナスなどに対して付着または摂食する貝が多い(図1、表1)。
  2. 一時的に近くの水稲やタマネギに付着または摂食しても、その後メロンやナスへ移動する貝が多い(表2)。
  3. 6時間の中でスクミリンゴガイの行動を詳細にみると、メロンやナスに対する付着頭数は時間の経過とともに増加し、イネ苗やタマネギより付着頭数が多い(図2)。
成果の活用面・留意点
  1. スクミリンゴガイ捕集のための誘因物質探索の基礎的知見として活用する。
  2. 本試験に供試した野菜は、いずれも半分~8分の1に切って、50~100gにしたものである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011077
カテゴリ すいか 水田 水稲 スクミリンゴガイ たまねぎ なす 水管理 メロン レタス

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