精麦加工適性に優れた二条大麦「ニシノホシ」を佐賀県で奨励品種に採用

タイトル 精麦加工適性に優れた二条大麦「ニシノホシ」を佐賀県で奨励品種に採用
担当機関 佐賀県農業試験研究センター
研究課題名
研究期間 1997~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 「ニシノホシ」は精麦加工適性に優れ、「ニシノチカラ」よりやや早生で収量、品質も同程度であり、うどんこ病に強く、栽培適性も「ニシノチカラ」並に優れている。「ニシノチカラ」の一部に替えて普及する。
背景・ねらい 佐賀県は麦の主産地であり、平坦部を中心に食料用二条大麦が作付けされている。主要品種としては「ニシノチカラ」が作付けされているが、近年は雨害による「ニシノチカラ」の品質低下が実需者より指摘され、より以上の加工適性を持つ品種が要望されている。「ニシノホシ」は精麦適性に優れ、栽培適性も「ニシノチカラ」並で、収量、外観品質も「ニシノチカラ」並に安定している。 このことより「ニシノホシ」を奨励品種に採用して普及を図り、 本県大麦の品質向上に寄与する。
成果の内容・特徴 「ニシノホシ」(西海皮38号/栃系145:九州農業試験場育成)は「ニシノチカラ」に比較し、次のような特性を有する。
  1. 出穂期は同時期だが、成熟期は1日早い(表1)。
  2. 稈長は10cm短く、穂長は同等、穂数はやや多い(表1)。
  3. 大麦縞萎縮病、うどんこ病には同程度に強く、赤かび病には同程度に罹病する(表1)。
  4. 耐倒伏性は若干弱い(表1)。
  5. 千粒重はやや軽いが収量は同程度である(表1)。
  6. 原麦の品質はやや優れる(表1)。
  7. 精麦白度は高く、搗精時間が短く、精麦品質は優れる(表2、表3)。
  8. 遅播による硬質粒の発生は少ない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 耐倒伏性は「ニシノチカラ」より強くないので、多肥を避ける。
  2. 精麦品質安定化のため、適期播種をおこなう。
  3. 「ニシノチカラ」の一部に替えて普及する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010011054
カテゴリ 萎縮病 うどんこ病 大麦 加工適性 播種 品種

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