タマネギ拾上げ機を核にした拾上げ・搬出作業の省力化

タイトル タマネギ拾上げ機を核にした拾上げ・搬出作業の省力化
担当機関 山口農林総セ
研究課題名
研究期間 2003~2006
研究担当者 鳥居俊夫
久保雄生
白石一剛
陶山紀江
茗荷谷紀文
原 裕美
刀祢茂弘
重藤祐司
沖本宏昭
発行年度 2007
要約 春に出荷するトルコギキョウは、定植以後を24時間日長で管理した場合、吸水種子の低温処理を行うと 低温処理無に比べて開花が促進される。吸水種子の低温処理を行った場合、定植以後を16時間日長以上で 長日処理すると自然日長に比べて開花が促進される。
キーワード トルコギキョウ、吸水種子、低温処理、長日処理、開花促進
背景・ねらい タマネギは、土地利用型野菜として機械化が進んでいる品目である。しかし、掘り取り収穫後のコンテナ詰め(拾上げ)やほ場からの搬出は人力作業が主体で重労働となっている。
そこで、従来の「移植から掘り取り収穫」までの機械化体系と、新たに開発された拾上げ機(Y社製TP90)を活用した「拾上げと搬出作業」とを組み合わせることにより、省力機械化一貫体系(以下、機械体系)を確立し、産地の維持・発展に資する。
成果の内容・特徴
  1. 拾上げ機は、掘り取り収穫後の畦上のタマネギをすくい取り、拾上げを行う機能を備えた自走式の機械である(図1)。
  2. 拾上げ作業時間は慣行体系の約25%に、また、拾上げから搬出までの合計作業時間は約30%に短縮できる(図2)。
  3. タマネギの拾上げ及び搬出作業では、拾上げ機の利用により、つらさ5の姿勢の出現割合が約48%減少し、作業姿勢が改善される(図2)。
  4. 1台の拾上げ機のほ場作業量は36a/日、損益分岐点面積は約80aであり、小規模栽培でも導入できる(表1)。
  5. 貯蔵用品種で拾上げ機を利用した場合、傷玉は約30%、この内、調製しても出荷できない傷玉(重傷)が約1%発生することから、傷がつきやすい早生品種での利用には適さない(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. コンテナへの土の混入は、栽培期間中の除草、適期収穫、収穫時のほ場やタマネギの乾燥により低減でき、貯蔵中の腐敗も抑制される。
  2. ほ場での十分な天日乾燥ができない場合を想定し、除湿乾燥まで含めて体系的な導入を検討する必要がある。また、乾燥・調製施設は共同利用すると経費を抑制できる。
  3. 搬出車両にコンテナを積み込む際には、慣行体系と同様に作業人員の確保が必要であるが、コンテナが畦上に整列するため円滑に作業できる。
  4. 本成果は、収穫後コンテナ貯蔵を行う栽培体系で適応できるが、拾上げ機はマルチ栽培には対応しない。
  5. 導入コストに見合う負担面積を確保するには、品種構成及び拾上げ機の共同利用等を検討する必要がある。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010010698
カテゴリ 乾燥 機械化 機械化体系 コスト 栽培技術 栽培体系 出荷調整 省力化 除草 たまねぎ トルコギキョウ 品種

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