タラノキの新品種「タラノキ徳島1号」の育成

タイトル タラノキの新品種「タラノキ徳島1号」の育成
担当機関 徳島農研
研究課題名
研究期間 2002~2006
研究担当者 小角順一
発行年度 2005
要約 育成した「タラノキ徳島1号」は、初期生育の揃いが良く樹勢が強く、刺も極少ない。ふかし芽は、長く太いため重量は重たく、多収である。また、ふかし芽の毛茸がほとんどないため、ふかし芽は鮮やかな緑色であり、品質に優れる。
キーワード 育種、タラノキ、タラノメ、ふかし
背景・ねらい タラノメは、比較的簡単に栽培でき軽量であるため、高齢者にも適している。また、生産物も高単価であることから、中山間地域の冬期の有望な作物であり、今後も面積拡大が期待されている。
しかし、現在栽培されている「徳島在来」のふかし芽は、やや小さい等の欠点もあることから、ふかし芽が大きく、品質に優れるタラノキの新品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 本品種は、「徳島在来」の自然交雑実生から選抜されたものである。
  2. 株の生育は、旺盛で太く(表1)、刺も極少ない。また、定植後の株の揃いが良いため、定植1年目からふかし収量が多い(表2)。
  3. ふかし芽は、長く太いため重量は重たく(図2)、「徳島在来」と比較して、多収である(表2)。
  4. 新芽の毛茸は、ほとんどないため、ふかし芽が鮮やかな緑色であり、品質に優れる(図2)。
  5. タラノキは、定植後3年以上になると茎頂に花芽を着けるようになる。本品種は「徳島在来」より、花芽が着くのが1カ月程度遅いため、株が古くなっても、ふかしのための節数を確保しやすい。
  6. 病害虫の抵抗性は、そうか病抵抗性は強で、立枯疫病抵抗性は、やや弱である。
成果の活用面・留意点
  1. 樹勢が強く、葉も長いため、栽植株数を多くしない。
  2. 施肥量は、「徳島在来」より2割程度多めとする。
  3. 落葉は遅いが、11月になると強制的に摘葉して、ふかし栽培をすることができる。
  4. 自発休眠の覚醒時期は、不明である。
  5. ふかし期間は、「徳島在来」より2~3日長く要する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010010438
カテゴリ 育種 害虫 栽培技術 新品種 施肥 たらのき 中山間地域 抵抗性 品種

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