ヤマモモの葉を利用した健康茶

タイトル ヤマモモの葉を利用した健康茶
担当機関 しまね味開指セ
研究課題名
研究期間 2000~2002
研究担当者 鶴永陽子
冨川康之
発行年度 2004
要約 ヤマモモの葉は、高い機能性(ラジカル捕捉活性、脱顆粒阻害活性)を有する。ヤマモモ葉茶として、これらの活性を効率的に保持するためには、原料葉の採取は春~夏季が良く、乾燥方法は品質が安定する機械乾燥が良い。
キーワード ヤマモモ葉茶、ラジカル捕捉活性、脱顆粒阻害活性、採取時期、製造方法
背景・ねらい 健康志向の高まりに伴い、山野草・薬草を原料とした健康茶が全国各地で販売されている。それらの健康茶との差別化を目的に、高いラジカル捕捉活性を有する健康茶素材を検索したところ、ヤマモモの葉に非常に強い活性が認められた。そこで、これらの機能性を効率的に保持するための採取時期および製造方法を検討する。併せて、ヤマモモ葉茶の脱顆粒阻害活性(抗アレルギー活性の一種)も評価する。
成果の内容・特徴
  1. 県内で自生または栽培されている30種の山野草・薬草について、安定なラジカルDPPH(1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl)を用いたラジカル捕捉活性の測定では、ヤマモモの葉の活性は非常に強い(図1)。
  2. 7月採取の葉の方が10月、12月に採取したものよりラジカル捕捉活性が強い(図2)。
  3. ラジカル捕捉活性は、日陰乾燥調製よりも、短時間で均質な乾燥が可能な機械乾燥調製の方が、高く保持できる。また、蒸熱処理時間の長短がラジカル捕捉活性に与える影響は小さい(図3)。
  4. ヤマモモ葉茶は、強い脱顆粒阻害活性を有するといわれている緑茶よりも高い活性を示す(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 高い機能性を有した健康茶として、他製品との差別化につなげることができる。
  2. 本試験で用いた評価系は、試験管レベルの評価であり、人での効果は動物実験や、臨床試験を行う必要がある。
  3. ヤマモモ抽出物(果実、樹皮、葉における水、エタノール、メタノール抽出物)は既存添加物として収載されており、単回投与毒性試験(LD50:2000mg/kg以上)、反復投与毒性試験(3ヶ月、無毒性量:2.5g/kg/day)、変異原性試験(陰性)で安全性が確認されている。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010010153
カテゴリ 乾燥 機能性 もも

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