オウトウ品種の根域制限Y字形仕立てにおける栽培適性の評価

タイトル オウトウ品種の根域制限Y字形仕立てにおける栽培適性の評価
担当機関 滋賀農総セ
研究課題名
研究期間 1998~2002
研究担当者 古山竜二(2002年)
高畑正人(1999~2001年)
中嶋和幸(1998年)
発行年度 2003
要約 比較的温暖な地域におけるオウトウの根域制限Y字形仕立て栽培において、5、6年生樹では「香夏錦」の収量が多い。
キーワード オウトウ、品種、根域制限栽培、Y字形仕立て、栽培適性、香夏錦
背景・ねらい 滋賀県では観光、直売品目としてオウトウの作付けが増加しているが、花芽不足、早期落果等により結実が不安定であるため、安定生産技術の確立や好適品種の選定が望まれている。一方、オウトウの根域制限Y字形仕立て栽培は、低樹高化ができ、収穫等に要する労力の省力化が期待できる。そこで、県内で栽培されている「香夏錦」、「高砂」、「佐藤錦」、「山形美人」、「スタークリムソン」、「天香錦」、「ステラ」(アオバ台)の7品種について、オウトウの根域制限Y字形仕立てにおける栽培適性を評価する。
成果の内容・特徴
  1. 植栽間隔が列間5m、株間2.5mのオウトウの根域制限Y字形仕立て栽培(図1)において、収量および1樹当たり収穫果数は、5、6年生樹では「香夏錦」が他の品種に比べ多い(表1)。
  2. 1樹当たりの花束状短果枝数は、「香夏錦」が他の品種に比べ多く、結実割合も、「香夏錦」が他の品種に比べ高い(表2)。
  3. 果実重は、「天香錦」が他の品種に比べ大きく、糖度は、「佐藤錦」が他の品種に比べ高い(表3)。

成果の活用面・留意点
  1. 本成果は、摘蕾や摘果を実施せずに栽培した結果である。
  2. 本成果は、山土、くん炭、堆肥を6:3:1の割合で混合した培土を、長さ30mの連続した培地を用い、1樹当たり培土量が約375リットルで栽培した結果である。
  3. 結実安定のため開花直前から収穫後まで雨よけ被覆、開花時に人工授粉を実施する。また、花芽確保のため側枝はほぼ水平に誘引し、側枝から出る新梢は5~6葉で摘芯する。
  4. 「香夏錦」は果肉がやわらかく輸送に注意が必要である。また、ウルミ果が発生するので収穫時期に注意する。
  5. 本栽培法における樹勢の維持、収量の継続性が課題である。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010009997
カテゴリ おうとう くり 省力化 低樹高 品種 輸送

この記事は